腹腔鏡下に摘除した尿膜管膿瘍の1例

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タイトル別名
  • LAPAROSCOPIC EXCISION OF INFECTED URACHAL REMNANT: A CASE REPORT
  • 症例報告 腹腔鏡下に摘除した尿膜管膿瘍の1例
  • ショウレイ ホウコク フククウキョウ カ ニ テキジョシタ ニョウマクカン ノウヨウ ノ 1レイ

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抄録

今回我々は腹腔鏡下に摘除した尿膜管膿瘍の1症例を経験した.症例は18歳男性.発熱,臍結節を主訴に来院.画像診断にて尿膜管遺残症に合併した尿膜管膿瘍と診断,腹腔鏡下に摘除した.尿膜管遺残症に対して腹腔鏡下に摘除した症例の報告は,世界では1992年にNeufangらが,本邦では1998年に大森らが初めて報告している.以降,報告例は増加しているが,ポートの作成位置を含め術式に関しては未だ定型化していない.今回我々は臍部にカメラポートを,左右下腹部に鉗子用のポートをそれぞれ設置して手術を行った.今回我々が用いたポートの配置は,術中良好な視野が確保でき,尿膜管と臍を含めて完全摘除する上で有用と思われた.

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