丹後地域における幼木茶園の雪害対策技術

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タイトル別名
  • The Measures against Snow Damage of Young Tea Plant in Tango Region, in Kyoto Prefecture
  • タンゴ チイキ ニ オケル ヨウボク サエン ノ セツガイ タイサク ギジュツ

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抄録

積雪量の多い丹後地域で、乗用型茶園管理機(水平仕立て)を利用した大規模茶園を育成するため、幼木茶園における省力的な雪害対策技術を検討した。1 定植1年目から秋整枝を行い、その後定植3年目までの整枝は春と秋の年2回実施する整枝体系(毎年春に10cmずつ高さを上げる)により、チャ幼木の枝条は充実し、積雪による枝折れ被害は軽減される。2 定植3年目から夏整枝を行うと、枝径が細くなり積雪による枝折れ被害を誘発するため、丹後地域では枝条が充実していない段階での夏整枝は回避する。3 幼木茶園では、秋整枝をやや高め(翌春の高さ+20cm)にし、翌春に本来の高さに整枝することにより、冬期の落葉・寒害の影響を軽減することができる。

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