木材ペレット堆積層内の燃え拡がりに関するペレット寸法の影響

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タイトル別名
  • Effect of Pellet Size on Fire Spread in Wood- pellet Packed Bed
  • モクザイ ペレット タイセキソウ ナイ ノ モエ ヒロガリ ニ カンスル ペレット スンポウ ノ エイキョウ

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抄録

本研究では,ペレット堆積層における上方燃え拡がりと下方燃え拡がりにおける特性(燃え拡がり速度,温度)に及ぼす試料寸法の影響を実験的に調べた。実験では木材(ベイツガ)を試料とし,10種類の寸法の異なるものを使用した。ただし,アスペクト比は1と2.5,直径は6.5~30 mm,長さは6.5~75 mm である。試料寸法は等価直径(例えば,等価体積直径Dve や水力相当直径)で評価した。実験の結果,燃え拡がり特性は試料径と空隙の影響を強く受けることがわかった。燃え拡がり方向によらず,試料径が大きくなるにつれ,ある試料径(Dve=14~16 mm)までは燃え拡がり速度Vb は試料径とともに増加し,さらに試料径が30~35 mm になるとVb は一定値になるか,減少する。ただし,下面開きの下方燃え拡がりではそれ以上の試料径ではVb は増加する。

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参考文献 (38)*注記

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