安定同位体比を利用した河口・沿岸域における 懸濁態有機物の挙動と物質循環解析

  • 杉本 亮
    福井県立大学海洋生物資源臨海研究センター
  • 笠井 亮秀
    京都大学フィールド科学教育研究センター
  • 佐藤 専寿
    福井県立大学大学院生物資源学研究科
  • 富永 修
    福井県立大学海洋生物資源臨海研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Dynamics of Particulate Organic Matter in Estuaries and Coasts Using Stable Isotopes
  • アンテイ ドウイタイヒ オ リヨウ シタ カコウ ・ エンガンイキ ニ オケル ケンダクタイ ユウキブツ ノ キョドウ ト ブッシツ ジュンカン カイセキ

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抄録

河口・沿岸域における陸域由来の懸濁態有機物(POM)の起源は多様であり,河川流量の変化が海域へ供給されるPOMの主要な起源に大きな影響を与える.また,河川を通じて海域へと流入した陸域由来POM の挙動や行方は,河口・沿岸域の物理・生物地球化学作用の影響を強く受けるため,時間的にも空間的にも複雑である.本報では,陸域由来POM の起源・挙動・行方に関して,安定同位体比を利用した研究を中心に,最新の成果を交えながら解説した.

収録刊行物

  • 沿岸海洋研究

    沿岸海洋研究 51 (1), 19-28, 2013

    日本海洋学会 沿岸海洋研究会

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