セレン含有抗酸化物質セレノネインの静脈投与によるブリ血合筋のメト化抑制

• 山下 由美子

  (独)水産総合研究センター中央水産研究所

• 鈴木 珠水

  (独)水産総合研究センター中央水産研究所

• 原 竜朗

  (独)水産総合研究センター中央水産研究所

• 今村 伸太朗

  (独)水産総合研究センター中央水産研究所

• モハメド A. ホセイン

  (独)水産総合研究センター中央水産研究所

• 藪 健史

  (独)水産総合研究センター中央水産研究所

• 東畑 顕

  (独)水産総合研究センター中央水産研究所

• 山下 倫明

  (独)水産総合研究センター中央水産研究所

書誌事項

タイトル別名

• Prevention of metmyoglobin formation in the red muscles of the yellowtail by intravenous injection of the selenium-containing antioxidant selenoneine
• セレン ガンユウ コウサンカ ブッシツ セレノネイン ノ ジョウミャク トウヨ ニ ヨル ブリ チアイキン ノ メトカ ヨクセイ

抄録

セレン含有イミダゾール化合物セレノネインをブリ活魚に静脈投与し，投与 18 時間後にフィレーを調製した。セレノネイン投与区の赤血球および血合筋のセレノネイン含量は投与区で高かった。血合筋中のセレノネイン含量は血球中のセレノネイン含量と正の相関性を，血漿中の ROS 含量に対して負の相関性を示した。氷蔵 72 時間後に刺身状のスライスを調製し，4℃ で 24 時間保存したところ，血合筋の a*値は投与区の方が高く，外見上も赤色が強かった。以上の結果から，セレノネインの血合筋の肉色素のメト化抑制効果が確認された。<br>

収録刊行物

• 日本水産学会誌

  日本水産学会誌 79 (5), 863-868, 2013

  公益社団法人 日本水産学会

キーワード

• 活性酸素種
• 筋肉
• 血液
• セレノネイン
• ブリ
• メト化抑制

詳細情報

• CRID: 1390001206417654656
• NII論文ID: 10031185904
• NII書誌ID: AN00193422
• DOI: 10.2331/suisan.79.863
• COI: 1:CAS:528:DC%2BC3sXhslCjsr7F
• ISSN: 1349998X
• ISSN: 00215392
• NDL書誌ID: 024906465
• Web Site: https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2030853521
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I024906465
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可