書誌事項
- タイトル別名
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- Recent progress in adenovirus vectors : focusing on VA-deleted AdV
- アデノウイルス ベクター ノ サイキン ノ シンテン : VA ケツシツベクター オ チュウシン ニ
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抄録
非増殖型アデノウイルスベクター(FG-AdV)は,各種細胞への高い遺伝子導入効率を示し有用性が高いベクターである.これまで問題であったベクターに対する免疫反応による肝臓の炎症については,原因ウイルスタンパク質の同定に成功し,この問題を解決した「低炎症型ベクター」を報告した.しかし,究極のFG-AdVを考えた時,残存しているアデノウイルスゲノム領域からPol IIIにより発現している2種類のウイルス随伴RNA (VA RNA)の欠失が必要である.VA RNAはウイルス増殖に必須では無いものの,ウイルス増殖に適した環境を整備する役割を担っており,特に感染後期に大量に発現しているため,VA RNAをトランスに供給する293細胞ではVA欠失AdV作製は困難であった.我々は,新規VA欠失AdV作製法を開発し,高力価のVA欠失AdVの回収に成功した.そこで,C型肝炎ウイルス(HCV)に対するshRNAを発現するVA欠失AdVを作製し,従来のFG-AdVとHCV複製抑制効果を比較したところ,VA欠失AdVが高い抑制効果を示したことから,VA RNAがshRNAの成熟過程で競合拮抗していたことを明らかにした.本ベクターは今後FG-AdVのスタンダードになると考えている.
収録刊行物
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- ウイルス
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ウイルス 63 (2), 155-164, 2013
日本ウイルス学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680055682944
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- NII論文ID
- 130004713421
- 40019933678
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- NII書誌ID
- AN00018808
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC2cXpslelu7g%3D
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- ISSN
- 18843433
- 00426857
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- NDL書誌ID
- 025127570
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- PubMed
- 25366050
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可