金属ナノ粒子をカプセル化させたフルオロアルキル基含有オリゴマーナノコンポジット類の開発

• 續石 大気

  弘前大学大学院理工学研究科

• 沢田 英夫

  弘前大学大学院理工学研究科

書誌事項

タイトル別名

• Development of Fluoroalkyl End-capped Oligomeric Nanocomposites-encapsulated Metal Nanoparticles
• キンゾク ナノ リュウシ オ カプセルカ サセタ フルオロアルキルキ ガンユウ オリゴマーナノコンポジットルイ ノ カイハツ

抄録

過酸化フルオロアルカノイル ［R_F-C（＝O）OO（O＝C）-R_F］ と汎用のラジカル重合性モノマー 類との反応により，高分子主鎖両末端にフルオロアルキル基が導入されたオリゴマー類 ［R_F-（M）_n-R_F］ が合成できる。これらフルオロアルキル基含有オリゴマー類は，新しいタイプのABAトリブロック型高分子界面活性剤として分類でき，水さらには有機溶媒中において末端に導入されたフルオロアルキル基同士の凝集作用が活かされたナノメートルサイズにその構造が制御された分子集合体を構築する。フルオロアルキル基含有オリゴマーが構築する高分子集合体は，金，銀さらには銅ナノ粒子等の種々のゲスト分子と相互作用し，対応する含フッ素オリゴマー／ゲスト分子ナノコンポジットを与える。本総説では，これら新規な含フッ素オリゴマー／ゲスト分子ナノコンポジット類の調製とその応用に関して解説する。

収録刊行物

• Oleoscience

  Oleoscience 14 (2), 55-66, 2014

  公益社団法人 日本油化学会

キーワード

• fluorinated polysoap
• fluoroalkyl end-capped oligomer
• fluorinated oligomeric nanocomposite
• gold nanoparticle
• silver nanoparticle
• copper nanoparticle

詳細情報

• CRID: 1390001204483406208
• NII論文ID: 130005308187
• NII書誌ID: AA11503417
• DOI: 10.5650/oleoscience.14.55
• ISSN: 21873461
• ISSN: 13458949
• NDL書誌ID: 025177358
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I025177358
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/oleoscience/14/2/14_55/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可