プロスタグランジンF_2α及び性腺刺激ホルモンによる排卵同期化法を用いた豚の定時人工授精

• 中田 智子

  愛知県農林水産部

• 田島 瑶子

  西三河農林水産事務所

• 野口 倫子

  鹿児島大学共同獣医学部

• 上野山 賀久

  名古屋大学大学院生命農学研究科

• 大蔵 聡

  名古屋大学大学院生命農学研究科

• 前多 敬一郎

  東京大学大学院農学生命科学研究科

• 鈴木 千恵

  (独)農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所

• 吉岡 耕治

  (独)農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所

書誌事項

タイトル別名

• Fixed-Time Artificial Insemination Protocol after Treatment for Synchronization of Ovulation with a Combination of Prostaglandin F_2αand Gonadotropins in Pigs
• プロスタグランジンF₂α及び性腺刺激ホルモンによる排卵同期化法を用いた豚の定時人工授精
• プロスタグランジン F ₂ aオヨビ セイセン シゲキ ホルモン ニ ヨル ハイラン ドウキカホウ オ モチイタ ブタ ノ テイジ ジンコウ ジュセイ

抄録

プロスタグランジンF_2α（PGF_2α），馬絨毛性性腺刺激ホルモン及びヒト絨毛性性腺刺激ホルモン（hCG）投与による排卵同期化法を用いた豚の定時人工授精（AI）技術の確立を目的とし，排卵同期化処置を施した豚の生殖内分泌動態，排卵時期及びAI適期を検討した．排卵後12日から排卵同期化処置を施した豚の血中プロジェステロン濃度は，PGF_2α投与の翌日には有意に低下した．排卵前に起こる黄体形成ホルモンサージのピークは，hCG投与後26.0±1.2時間に認められ，排卵はhCG投与後44.8±2.3時間に観察された．発情終了後から処置を開始し，hCG投与後24時間あるいは36時間に1回のみAIを行った場合，すべての豚から正常な形態を示す胚盤胞が回収された．また，hCG投与後24時間あるいは36時間に1回のみAIを行った豚の繁殖成績は，自然発情中に複数回AIを行った豚と同等であることが明らかとなった．

収録刊行物

• 日本獣医師会雑誌

  日本獣医師会雑誌 67 (2), 119-124, 2014

  公益社団法人 日本獣医師会

キーワード

• 定時人工授精
• 排卵同期化
• 豚

詳細情報

• CRID: 1390001204711938688
• NII論文ID: 130004640744
• NII書誌ID: AN00191857
• DOI: 10.12935/jvma.67.119
• COI: 1:CAS:528:DC%2BC2cXmsFGlsr8%3D
• ISSN: 21860211
• ISSN: 04466454
• NDL書誌ID: 025252361
• Web Site: https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2030871282
• Web Site: http://id.ndl.go.jp/bib/025252361
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I025252361
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jvma/67/2/67_119/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2014173525
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可