書誌事項
- タイトル別名
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- A Histological Study of Lymphoid Neoplasms in Cattle Infected with Bovine Leukosis Virus
- ギュウ ハッケツビョウ ウイルス カンセンギュウ ニ オケル リンパケイ シュヨウ ノ ソシキガクテキ ケントウ
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抄録
59頭の牛白血病ウイルス(BLV)感染牛においてリンパ系腫瘍を認め,病理組織学的,免疫組織化学的に調べた.56例はCD20とCD79aが陽性の多形型B細胞性リンパ腫で,細胞学的には多形性と異型性を特徴としていた.そのうちCD5の免疫染色が可能な54例では,すべての症例が陽性を示した.1例では胎子の皮下組織にも多形型のリンパ腫を認め,母牛のリンパ腫からの転移によるものと考えられた.残りの3例は前駆Bリンパ芽球性白血病,リンパ形質細胞様リンパ腫,γδT細胞性リンパ腫と診断され,多形型リンパ腫とは細胞形態と免疫表現型が異なっていた.このような組織型は主にBLV陰性牛でみられ,ウイルスとは関係のない可能性が高い.本研究の結果より,牛のリンパ系腫瘍は組織学的,免疫組織化学的に明確な疾病単位に分類できることが示された.
収録刊行物
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- 日本獣医師会雑誌
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日本獣医師会雑誌 67 (3), 199-203, 2014
公益社団法人 日本獣医師会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204710116864
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- NII論文ID
- 130004640755
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- NII書誌ID
- AN00191857
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- ISSN
- 21860211
- 04466454
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- NDL書誌ID
- 025339653
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可