第67回東邦医学会総会 教育講演:細胞周期の分子遺伝学的解析:分裂酵母を用いた研究

• 三宅 早苗

書誌事項

タイトル別名

• キョウイク コウエン(ダイ67カイ トウホウ イガッカイ ソウカイ) サイボウ シュウキ ノ ブンシ イデンガクテキ カイセキ : ブンレツ コウボ オ モチイタ ケンキュウ

抄録

type:TOHO University Scholarly Publication

総説

細胞周期には,DNA複製を行うS期と細胞分裂を行うM期とがあり,その前にそれぞれG1期とG2期とが存在する.細胞周期が1周回るごとに細胞は倍加する.細胞が分裂して増加することは,成長の基本である.また,発生や再生の基本でもあり,これらのメカニズムを明らかにすることはがんを理解するうえでも非常に重要である.細胞周期の解析には数々の生物種が用いられてきたが,単細胞の真核生物である酵母も大きな貢献をした.細胞周期進行の機構は酵母からヒトに至るまで広く保存されているため,酵母で新しく得られた知見は高等真核生物にも応用でき,これにより細胞周期の研究が大きく進展した.本総説では,酵母にはどのような特徴があるのか,また,酵母を用いることによりどのような研究を行うことができるのかを紹介する.

収録刊行物

• 東邦医学会雑誌

  東邦医学会雑誌 61 (2), 92-94, 2014-03

  東邦大学医学会

キーワード

• cell cycleyeastcdc2
• cell cycle
• yeast
• cdc2

詳細情報

• CRID: 1390572174765521664
• NII論文ID: 120006412273
• NII書誌ID: AN0016685X
• DOI: 10.14994/tohoigaku.61.92
• NDL書誌ID: 025389681
• ISSN: 00408670
• Web Site: https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/TD30120636
• Web Site: http://id.ndl.go.jp/bib/025389681
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I025389681
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2014194339
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • NDL
  • CiNii Articles