山口県産地鶏「長州黒かしわ」の胸肉の抗酸化値

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タイトル別名
  • Antioxidant value of breast meat of the 'Choshu Kurokashiwa' chicken produced in Yamaguchi Prefecture
  • ヤマグチケン サンチ ケイ 「 チョウシュウ コク カ シワ 」 ノ キョウニク ノ コウサンカチ

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抄録

山口県オリジナル地鶏「長州黒かしわ」の胸肉の抗酸化値を、次亜塩素酸ラジカルとヘモグロビンを用いたゲルろ過クロマトグラフィーで測定した。併せて他の鶏肉や県産牛肉、豚肉の抗酸化値を測定し、以下の結果を得た。1 14週間肥育した「長州黒かしわ」胸肉抽出液の抗酸化値は、「ホワイトプリマスロック」に比べて有意に高かった。2 「ホワイトプリマスロック」に比べて抗酸化値が高いことは、地鶏肉の高付加価値化に有効と考えられた。3 15週及び17週肥育した「長州黒かしわ」の抗酸化値は、12週肥育に比べて有意に高かった。4 抗酸化値は、豚肉>「長州黒かしわ」>牛肉の順であった。豚肉のアンセリンとカルノシン含量は「長州黒かしわ」より低く、ほかに抗酸化能を有する成分があると考えられた。

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