療養中から死別後の住まいの再編に関する事例的研究

書誌事項

タイトル別名
  • Case study of house restoration after the nursing and subsequent death of a patient at home
  • 療養中から死別後の住まいの再編に関する事例的研究 : 在宅介護を行った遺族を対象として
  • リョウヨウ チュウ カラ シベツ ゴ ノ スマイ ノ サイヘン ニ カンスル ジレイテキ ケンキュウ : ザイタクカイゴ オ オコナッタ イゾク オ タイショウ ト シテ
  • 在宅介護を行った遺族を対象として
  • this study examined bereaved families that had undertaken the care of a relative at home

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抄録

長期在宅療養を行ったALS遺族を対象にアンケート調査や事例調査を実施し,療養環境から生活環境へと再編していく過程と要点を明らかにした。主な知見は下記の通りである。1)患者を亡くした高齢の遺族は一人暮らしとなる傾向が強く,生活時間は仕事か外出行動に代替される。2)片付けに要する時間と落ち着くまでの期間は共に1年程度であり,レンタル品の返却や仏事などが片付けのきっかけとなっている。3)患者の逝去後の住まいは,復元・半復元・再構築,変化なしの4パターンに概ね分けられ,再構築を行う人が最も多く,その傾向は都市LDK型の住まいにやや顕著にみられる。以上より,介護中から「その後」の生活を考えた長期的な住まい方を検討する必要があることが示唆された。

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