脳性麻痺者に対する超音波画像を使用した内側腓腹筋長の測定再現性

  • 横井 裕一郎
    北海道文教大学 人間科学部 理学療法学科 札幌医科大学大学院 保健医療学研究科
  • 小塚 直樹
    札幌医科大学 保健医療学部 理学療法学科
  • 松山 敏勝
    北海道立子ども総合医療・療育センター 整形外科

書誌事項

タイトル別名
  • Ultrasound Imaging Measurement Reproducibility of the Length of the Medial Gastrocnemius Muscle of Adults with Cerebral Palsy
  • ノウセイ マヒシャ ニ タイスル チョウオンパ ガゾウ オ シヨウ シタ ウチガワ ヒフクキンチョウ ノ ソクテイ サイゲンセイ

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抄録

〔目的〕成人脳性麻痺者の腓腹筋(筋腹長,アキレス腱長)に対して,超音波画像とデジタルノギスにて測定し再現性と臨床応用を検討した.〔対象〕成人脳性麻痺者9名(平均年齢35±9.2歳),健常者10名(平均年齢22±0.8歳) 〔方法〕超音波画像から大腿骨内側顆の頂点,筋腹部と腱部の移行部,踵骨の中枢側を同定し,その間の距離を測定した.測定は日を改めて2回行った.再現性の検証には級内相関係数(ICC)を使用した.〔結果〕脳性麻痺のICCは0.93~0.98,健常者のICCは0.76~0.99であった.ただし健常者の筋腹長で最大背屈時の95%CIの下限値は低い値を示した.〔結語〕脳性麻痺者では良好・優秀な再現性を示し,治療方法を検証する評価法としての可能性が示唆された. <br>

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参考文献 (22)*注記

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