腹腔鏡下前立腺全摘除術における規定因子としての骨盤計測値

  • 細見 昌弘
    大阪府立急性期・総合医療センター泌尿器科 現 大阪府済生会千里病院泌尿器科
  • 岩西 利親
    大阪府立急性期・総合医療センター泌尿器科
  • 岸本 望
    大阪府立急性期・総合医療センター泌尿器科
  • 松崎 恭介
    大阪府立急性期・総合医療センター泌尿器科
  • 中川 勝弘
    大阪府立急性期・総合医療センター泌尿器科
  • 谷川 剛
    大阪府立急性期・総合医療センター泌尿器科
  • 今村 亮一
    大阪府立急性期・総合医療センター泌尿器科
  • 山口 誓司
    大阪府立急性期・総合医療センター泌尿器科

書誌事項

タイトル別名
  • フククウキョウ カ ゼンリツセン ゼンテキジョジュツ ニ オケル キテイ インシ ト シテ ノ コツバン ケイソクチ

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抄録

【目的】骨盤MRI画像より求められる骨盤および前立腺にかかわる各種計測値が腹腔鏡下前立腺全摘除術の手術時間等に及ぼす影響について検討した.<br> 【対象と方法】自施設で施行した腹腔鏡下前立腺全摘除術69例について,手術時間,術後3カ月以降の尿禁制,切除断端陽性の規定因子として,各種骨盤計測値や前立腺のサイズのほか,年齢・BMI・浸潤度ほかを含めて分析した.<br> 【結果】多変量解析で得られた規定因子は手術時間については出血量と小骨盤腔内幅,尿禁制については狭部前後径であった.断端陽性については関与する因子が見られなかった.<br> 【考察】小骨盤腔内幅の大きい症例では前立腺右側へのアプローチに支障をきたしやすく,また狭部前後径の大きい症例では術野に余裕があり吻合等の操作に有利かと考えられた.

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