Leucocytozoon caulleryi感染鶏に対するSulfamonomethoxine-Freeの治療的投与法
書誌事項
- タイトル別名
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- Therapeutical administration of sulfamonomethoxine-Free against Leucocytozoon caulleryi in chickens
- Leucocytozoon caulleryi カンセン ケイ ニ タイスル Sulfamonomethoxine-Free ノ チリョウテキ トウヨホウ
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抄録
Leucocytozoon caulleryi(L.c.)に対するsulfamonomethoxine-Free(SMMX-F)の治療効果についての報告は少なく,SMMX-FがL.c.原虫のどの発育ステージに有効であるか,また,適切な投与時期および投与量については知られていない。今回,雛にL.c.スポロゾイト10 3個を接種した後,SMMX-Fを25,50または100ppmを添加した飼料をそれぞれ接種後1日目から18日目まで1日ずつ投与開始時期をずらして23日目まで連続投与することで,SMMX-Fがどの発育ステージに有効であるかを検討した。SMMX-Fのシゾントに対する有効性は,ゲル内沈降反応による血清中の第2代シゾントの抗原および抗体の有無とその動態,および,末梢血液中のメロゾイトとガメトサイトの有無によって判定した。また,SMMX-Fのガメトサイトに対する有効性は,ガメトサイトの数および感染能力で判定した。その結果,L.c.接種後から11日目まで50ppm以上のSMMX-Fを添加した飼料を与えた群ではシゾントに対する有効性がみられ治療効果が確認された。さらに,接種後15日目までに25ppm以上のSMMX-Fを添加した飼料を与えた各群ではシゾントに対する有効性は認められなかったが,形成されたガメトサイトがニワトリヌカカ体内でスポロゾイトに発育できないことが確認された。以上の結果から,L.c.に対するSMMX-Fの効果は,全てのステージのL.c.原虫に認められることが明らかになった。また,L.c.を治療するには,感染後11日目までにSMMX-F 50-100ppmを添加し始めると有効であり,さらに,発生農場において感染拡大を防止するには,感染後15日目までにSMMX-F 25-100ppmを飼料に添加すると有効であると考えられた。
収録刊行物
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- 動物の原虫病
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動物の原虫病 28 (1), 41-48, 2013-12
相模原 : 日本動物原虫病学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001338752495488
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- NII論文ID
- 40020172954
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- NII書誌ID
- AN10164260
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- ISSN
- 09157506
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- NDL書誌ID
- 025736463
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles