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- Satoh Hiroko
- National Institute of Informatics
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- Nukada Tomoo
- Tokyo University of Agriculture
書誌事項
- タイトル別名
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- Computational Chemistry on Chemical Glycosylations
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抄録
グリコシル化反応は、グリコシド結合を形成し糖鎖を生成する化学反応であり、グライコサイエンスにおける重要な化学反応の1つである。この糖鎖合成における鍵反応のメカニズムを理解することは、生体内におけるグリコシル化反応についての洞察を深めるだけでなく、合理的な戦略に基づいた化学合成技術の発展にも貢献すると期待される。本稿では、グリコシル化の反応機構に関する研究について、計算化学的アプローチによる取組みに焦点をあてて概説する。具体的には、本反応機構についての理論的研究の中で、一般に広く議論されている、隣接基関与、溶媒効果、立体電子効果に絡んだ 研究について紹介する。また、糖供与体の立体配座が、その化学反応性や立体選択性に与える影響や、ピラノシド環のエキソ開裂反応とエンド開裂反応についてなされている議論についても述べる。
収録刊行物
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- Trends in Glycoscience and Glycotechnology
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Trends in Glycoscience and Glycotechnology 26 (147), 11-27, 2014
FCCA(Forum: Carbohydrates Coming of Age)
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204370268160
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- NII論文ID
- 130004841381
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- NII書誌ID
- AA10995236
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- ISSN
- 18832113
- 09157352
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- NDL書誌ID
- 025753292
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可