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- 田中 利典
- 川勝歯科医院
書誌事項
- タイトル別名
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- Prognosis of apical periodontitis and prosthodontic consideration for endodontically treated teeth
- コン セン ビョウヘン ノ ヨゴ ト ソノゴ ノ ホテツ チリョウ
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抄録
根管充填歯では,歯の質そのものには変化は生じていない.辺縁隆線の喪失,歯髄がないことで生じる咬合力の制御機能低下が,保存困難となる危険性を高めている.また,細菌漏洩を確実に防ぐことができないため,歯冠側の封鎖は重要である.<br> 根尖病変は高い確率で治癒に至らしめることが可能であるが,術前の根尖部エックス線透過像の有無や穿孔などにより,予後や成功率が悪くなる.<br> 支台築造は可能な限りすみやかに行うことが望ましい.その際象牙質はできるだけ保存し,またポスト孔形成のための根管充填材除去には配慮が必要である.<br> 支台築造の後の補綴処置では,プロビジョナルレストレーションによる経過観察が有効である.根管充填歯を口腔内で長期に機能させるためには,質の高い歯内療法と補綴治療が欠かせない.
収録刊行物
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- 日本補綴歯科学会誌
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日本補綴歯科学会誌 6 (4), 374-379, 2014
公益社団法人 日本補綴歯科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680278293504
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- NII論文ID
- 130004714055
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- NII書誌ID
- AA12374568
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- ISSN
- 18836860
- 18834426
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- NDL書誌ID
- 025862976
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可