ファジイ推論を応用したスピーチ直前における生理心理的状態の適正水準に関する検討

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タイトル別名
  • Investigation on the Appropriate Level of State immediately Psychophysiological before speech that applies Fuzzy Reasoning
  • ファジィ推論を応用したスピーチ直前における生理心理的状態の適正水準に関する検討
  • ファジィ スイロン オ オウヨウ シタ スピーチ チョクゼン ニ オケル セイリ シンリテキ ジョウタイ ノ テキセイ スイジュン ニ カンスル ケントウ

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抄録

本研究は緊張時における最適な生理・心理的コンディションを把握することを目的とし,スピーチ時を緊張場面に設定した.男子大学生を対象に,スピーチ課題として自己のあがり体験について発表させた.緊張時における最適なコンディションについて,逆U字理論が提唱されていることから,ファジィ推論(代数積加算重心法)を応用することとした.発表者のスピーチ前の生理(血圧)・心理的指標(状態不安)からファジィ推論を応用して算出されたファジィ評定値とスピーチに対する自己評価および他者評価の関係について検討した.その結果,ファジィ評定値が低い者に比べ高い者の方が,自己評価,他者評価ともに高い傾向が顕著に示された.このことから,スピーチ前の血圧と状態不安によるファジィ評定値は,スピーチ直前のコンディションとパフォーマンスの関係を知る有効な手がかりとなると考えられた.

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