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- 寺田 晃士
- 北海道大学大学院 医学研究科 薬理学講座 細胞薬理学分野
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- 堀之内 孝広
- 北海道大学大学院 医学研究科 薬理学講座 細胞薬理学分野
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- 東 恒仁
- 北海道大学大学院 医学研究科 薬理学講座 細胞薬理学分野
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- Nepal Prabha
- 北海道大学大学院 医学研究科 薬理学講座 細胞薬理学分野
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- 三輪 聡一
- 北海道大学大学院 医学研究科 薬理学講座 細胞薬理学分野
書誌事項
- タイトル別名
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- Ubiquitination-regulated receptor trafficking of endothelin type A and type B receptors
- エンドセリン ジュヨウタイ ノ ユビキチンカ : ユビキチンカ ニ ヨル エンドセリン ジュヨウタイ ノ サイボウ ナイ トラフィッキング セイギョ
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抄録
エンドセリン-1(ET-1)の受容体(ETR)はA型(ETAR)とB型(ETBR)の2種類が存在する.両受容体は相同性が高いにも関わらず,ET-1による刺激後の運命が大きく異なる.すなわち,両受容体とも細胞膜上でET-1により刺激されると細胞内移行するが,その後ETARは細胞膜にリサイクルされるのに対し,ETBRはリソソームに輸送されて分解される.このような,異なるETR運命のメカニズムは明らかにされていないが,今回我々は,受容体のユビキチン化がETR運命の選択に重要な役割を果たすことを見出した.ETBRはET-1の刺激によりユビキチン化されたが,ETARはされなかった.ET-1刺激による細胞内移行および分解の速度は,ETARよりETBRのほうが早かった.C末端領域の5つのリシン残基をアルギニンに置換した変異型ETBR(ETBR 5KR)は,ET-1刺激によるユビキチン化を受けず,細胞内移行および分解の速度が低下してETARとほぼ同様となった.共焦点顕微鏡を用いた解析では,ETARおよびETBR 5KRとリサイクリング小胞のマーカーであるRab11との共局在が観察され,ETBRは後期エンドソーム/リソソームのマーカーであるRab7との共局在が観察された.ET-1による刺激の後にET-1を含まない培地に交換後しばらく後のET-1による刺激(ET-1の繰り返し刺激)では,ETBR 5KRによるERKのリン酸化レベルや細胞内Ca2+濃度の上昇の程度が,野生型ETBRのそれらよりも大きかった.これらのことより,ユビキチン化はETBRの細胞内トラフィッキング経路(リサイクリングか分解か)を制御し,その結果ETBRによる細胞内シグナルに影響を与えることが示された.
収録刊行物
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- 日本薬理学雑誌
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日本薬理学雑誌 145 (1), 4-9, 2015
公益社団法人 日本薬理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679251357312
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- NII論文ID
- 130004827712
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- NII書誌ID
- AN00198335
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- ISSN
- 13478397
- 00155691
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- NDL書誌ID
- 026001606
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- PubMed
- 25743229
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可