夏秋ギク「精の一世」の夜間冷房及び遮光処理が奇形花の発生に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Effects of night-air cooling and shading on the occurrence of malformed flowers in the summer-autumn-flowering single-type cv. Sei no issei
  • ナツ シュウ ギク 「 セイ ノ イッセイ 」 ノ ヤカン レイボウ オヨビ シャコウ ショリ ガ キケイ カ ノ ハッセイ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

夏秋系輪ギク「精の一世」の9月開花作型における奇形花発生の抑制を目的に、ヒートポンプによる23℃夜間冷房処理及び遮光率54.2%の寒冷紗による遮光処理の影響について調査した。夜間冷房処理により奇形花の発生は抑制され、開花は早くなり、草丈は高くなった。奇形花の抑制効果は、夜間冷房期間の長い方が高かった。夜間冷房を行う時間帯について検討したところ、前夜半冷房の電力消費量が全夜間冷房の約67%に対し、前夜半冷房の正常花率は全夜間冷房の約95%であったので、前夜半冷房の費用対効果が高かった。奇形花の発生は遮光処理によっても抑制され、遮光処理時期別では生育全期間処理が最も効果的であった。しかし、遮光なしに比べて開花が2日遅れる欠点があった。

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