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- 土岐 典子
- がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科
書誌事項
- タイトル別名
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- Long-term follow-up study of allogeneic hematopoietic stem cell transplantation
- ドウシュ ゾウケツ カンサイボウ イショク ニ オケル チョウキ フォローアップ
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抄録
移植後長期生存者に対して,晩期合併症の予防や早期発見の必要性が多く報告され,long term follow up (LTFU)が重要視されている。2011年に世界の主要な学会により,造血幹細胞移植後の生存者に対するスクリーニングおよび予防診療のガイドラインが改訂された。移植後時期別に行うべき晩期合併症対策は多岐にわたり,定期外来では細かな点まで対応できないのが現状である。本稿では都立駒込病院におけるLTFU外来の実際を述べる。主に慢性graft-versus-host disease (GVHD)の評価,GVHD以外の晩期合併症対策,日常生活に対する生活指導を行い,自己管理のために造血幹細胞移植後健康管理手帳を作成した。患者アンケートでは,がん検診の必要性の理解度(93%), LTFU外来の満足度(84%)ともに高い結果であった。LTFU外来では個々の社会状況や理解度に応じた長期的な支援の継続が必要である。
収録刊行物
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- 臨床血液
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臨床血液 56 (3), 304-311, 2015
一般社団法人 日本血液学会
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キーワード
詳細情報
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- CRID
- 1390282680013319424
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- NII論文ID
- 130005065338
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- NII書誌ID
- AN00252940
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- ISSN
- 18820824
- 04851439
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- NDL書誌ID
- 026290171
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- PubMed
- 25876784
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可