書誌事項
- タイトル別名
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- Early Mobilization Exercise of Fracture of the Base of the Proximal Phalanx Using the Knuckle Cast : A Case Report
- テサシキセツコツ コッセツ ニ タイスル ナックルキャスト コテイ カ デ ノ ソウキ ウンドウ リョウホウ オ オコナッタ 1レイ
- Early Mobilization Exercise of Fracture of the Base of the Proximal Phalanx Using the Knuckle Cast : A Case Report
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抄録
今回われわれは挫創を伴う転位の著明な手指基節骨基部骨折に対し,中手指節関節(以下,MP関節)屈曲位ギプス固定を行い,その直後から固定下で積極的に手指遠位指節間関節(以下,DIP関節),近位指節間関節(以下,PIP関節)の自動屈伸運動を行う早期運動療法(ナックルキャスト)を行い良好な結果を得た症例を経験したため報告する.症例は64歳,女性.平成25年5月1日転倒し左手を地面につき受傷,その後左手痛が持続するため,同日に上青木整形外科を受診した.X線画像上左小指基節骨基部骨折を認め,正面20°,斜位39°の角状変形を認めた.また左小指MP関節部掌側に挫創を認めた.転位が著明で挫創を合併する骨折の場合,単純骨折よりも軟部組織損傷が高度であるため早期運動により炎症が沈静化せず,感染を併発する可能性があり,時に治療に難渋する場合もある.しかし本症例では,短期間での固定でも不可逆的な拘縮をきたす可能性があるため,今回は早期運動療法を選択した.骨折部整復の後に,小指と環指とのbuddy taping後,創処置を行いナックルキャストを施行した.キャスト施行直後から積極的な左小指の屈伸運動を指導した.創処置を継続するため左小指MP関節部掌側のキャスト部分はカットした.ギプス固定期間は4週間であり,骨癒合を認め,回旋変形もなく可動域も良好であった.挫創も2週間で治癒し特に感染兆候も見られなかった.
収録刊行物
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- 了德寺大学研究紀要
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了德寺大学研究紀要 (9), 11-15, 2015
了德寺大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649690510720
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- NII論文ID
- http://ci.nii.ac.jp/naid/40020415309
- 120005766669
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- NII書誌ID
- AA12217741
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- NDL書誌ID
- 026290266
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- ISSN
- 18819796
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可