凍結条件がマガキのエキス成分組成に及ぼす影響

  • 村田 裕子
    独立行政法人水産総合研究センター中央水産研究所
  • 東畑 顕
    独立行政法人水産総合研究センター中央水産研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of Freezing Conditions on the Extractive Components in Oyster <i>Crassostrea gigas</i>.
  • トウケツ ジョウケン ガ マガキ ノ エキス セイブン ソセイ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

<tt>マガキ殻付きおよびむき身における凍結条件によるエキス成分組成への影響について調べた.殻付きおよびむき身について液体窒素およびエタノールブラインを用いた急速凍結や冷凍庫内での緩慢凍結を施し,それぞれ</tt>-84<tt>℃で実験まで保管した.カキは凍結状態で過塩素酸で抽出を行い,抽出したエキス中の遊離アミノ酸,核酸関連化合物,有機酸組成を調べた.その結果,むき身では,有意差はないものの凍結によって有機酸総量と遊離アミノ酸総量が増加する傾向が見られた.一方,殻付きでは,凍結によって,遊離アミノ酸総量と有機酸総量が減少したが,これは,殻の中の水が凍結してむき身の重量に加わったためと考えられた</tt><tt>. </tt>

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