塩化アンモニア施肥による乾乳期用粗飼料の生産と給与効果
書誌事項
- タイトル別名
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- Production and feeding effect of the roughage for dry period that fertilizing ammonia chloride by fertilization adjustment
- エンカ アンモニア セヒ ニ ヨル カンニュウキヨウソシリョウ ノ セイサン ト キュウヨ コウカ
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抄録
イタリアンライグラスの1番草刈り取り後に,塩化アンモニアを施肥した塩安区と尿素を施肥した対照区において,収量および一般成分,ナトリウム(Na),カリウム(K),塩素(Cl)および硫黄(S)のミネラル成分について検討した。さらにそれぞれの試験区で生産した粗飼料を用いて給与飼料の陽イオン-陰イオン差(DCAD: Dietary Cation Anion Difference)の違いが妊娠末期のホルスタイン種経産牛における血液および尿の諸性状に及ぼす影響について検討し,以下の結果を得た。1 乾物収量は,塩安区が562.3kg/10a,対照区が489.5kg/10aであり,両区に差はなかった。2 一般成分の粗蛋白質(CP),粗脂肪(EE),粗繊維(CF),粗灰分(CA)および可溶無窒素物(NFE)は,両区に差はなかった。3 ミネラルのClは,塩安区が2.07%/DM,尿素区が1.36%/DMであり,塩安区が対照区に比べ有意に高くなった。Na,KおよびSは両区に差はなかった。4 イタリアンライグラスのDCAD値は,塩安区が124.8mEq/kg,対照区が329.7mEq/kgであり,塩安区が対照区に比べて有意に低くなった。5 乾物摂取量当たりのDCAD値は,塩安区が89.6mEq/kg,対照区が228.6mEq/kgであり,塩安区が対照区に比べて有意に低くなった。また,乾物摂取量,血液中のカルシウム(Ca)濃度および血液中の副甲状腺ホルモン(PTH)濃度に差はなかったが,分娩7日前の尿pHは,塩安区が7.5で,対照区の8.2と比べて有意に低くなった。
収録刊行物
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- 鹿児島県農業開発総合センター研究報告
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鹿児島県農業開発総合センター研究報告 (9), 31-35, 2015-03
南さつま : 鹿児島県農業開発総合センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050564288710136960
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- NII論文ID
- 40020425159
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- NII書誌ID
- AA12675451
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- ISSN
- 18818609
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- NDL書誌ID
- 026313098
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
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