トリガイ養殖における清掃作業と低密度飼育の有効性

書誌事項

タイトル別名
  • The effects of cleaning and low rearing density on cultivation of the cockle Fulvia mutica
  • トリガイ養殖における清掃作業と低密度飼育の有効性(短報)
  • トリガイ ヨウショク ニ オケル セイソウ サギョウ ト テイミツド シイク ノ ユウコウセイ(タンポウ)

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抄録

近年トリガイ養殖で頻発している夏期の成長停滞,大量死亡の防除策として清掃作業と低密度飼育の有効性を飼育試験により検証した。1コンテナに25個体収容し毎週コンテナの清掃作業を行った区(観察区)は,1コンテナの収容数を100個体から40個体に調整し概ね1ヶ月毎に清掃作業を行った区(高密度区)や1コンテナに25個体収容し高密度区と同じ頻度で清掃作業を行った区(低密度区)に比べ,高率で生残した。また,低密度区の生残率は観察区より低く,高密度区より高かった。これらのことから,適切な清掃作業や低密度飼育は,高水温期の生残率の低下を防ぐため有効であると推察された。

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