当院で分離されたexfoliative toxin 産生<i>Staphylococcus aureus </i>の repetitive-sequence-based PCR を用いた相同性解析

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タイトル別名
  • Homologous Analysis Using Repetitive-sequence-based PCR Typing of Exfoliative Toxin-producing <i>Staphylococcus aureus </i>Isolated from Our Hospital
  • 当院で分離されたexfoliative toxin産生Staphylococcus aureusのrepetitive-sequence-based PCRを用いた相同性解析
  • トウ イン デ ブンリ サレタ exfoliative toxin サンセイ Staphylococcus aureus ノ repetitive-sequence-based PCR オ モチイタ ソウドウセイ カイセキ

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抄録

2012 年1 月～2013 年12 月に当院で分離されたexfoliative toxin（ET）産生Staphylococcus aureus 22 株（そのうちmethicillin-resistant Staphylococcus aureus（MRSA）5 株）を対象とし，コアグラーゼ型別およびrepetitive-sequence-based PCR（rep-PCR）法によるDiversiLab Microbial Genotyping System（DiversiLab）を用いた相同性解析を行った．コアグラーゼ型およびET 型により，コアグラーゼI 型でET-A 産生4 株，コアグラーゼI 型でET-B 産生5 株（MRSA 2 株）およびコアグラーゼV 型でET-A 13 株（MRSA 3 株）の 3 グループに分類された．DiversiLab による解析の結果，コアグラーゼI 型のET-A 産生株およびET-B 産生株はそれぞれのグループ内で相同性が高いことが確認された．コアグラーゼV 型のET-A 産生株において，眼脂以外の株は相同性が高かったものの，眼脂由来株では相同性の低い結果であった．当院においては，コアグラーゼ型およびET 型で3 つの重要なグループが存在し，眼脂由来株において他の材料由来株とは相同性の異なることが確認された．

収録刊行物

  • 感染症学雑誌

    感染症学雑誌 89 (3), 369-374, 2015

    一般社団法人 日本感染症学会

参考文献 (3)*注記

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