気候変動に伴う冬季における太平洋ブロッキングの北東シフトと日本周辺の低温日との関係

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タイトル別名
  • THE RELATIONSHIP BETWEEN NORTHEASTWARD SHIFT OF WINTER BLOCKING OVER THE NORTH PACIFIC AND DISTRIBUTION OF EXTREME LOW TEMPERATURE DAYS OVER SURROUNDING JAPAN UNDER FUTURE CLIMATES
  • キコウ ヘンドウ ニ トモナウ トウキ ニ オケル タイヘイヨウ ブロッキング ノ ホクトウ シフト ト ニホン シュウヘン ノ テイオンビ ト ノ カンケイ

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抄録

中緯度地域の極端現象の一因である大気ブロッキングの発生頻度は,太平洋域では将来気候において北東にシフトすることが先行研究により示唆された.本研究ではこの北東シフトに着目し,ブロッキングの発生位置の変化が,日本周辺での極端現象にどのような影響を与えるかを第5期結合モデル相互比較計画(CMIP5)の計算結果を用いて考察する.オホーツク海付近でブロッキングが発生した場合,日本周辺域に極端に低温の日が発生しやすい傾向があるが,この地域のブロッキングは将来減少する.日本周辺域の極端に低温な日は,将来気候においては広範囲に起きやすくなる傾向があり,一方で頻度は減少する.この頻度の減少と,オホーツク海付近でのブロッキング発生頻度の現象との関係を示した.

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