開胸手術ハイリスクの維持透析患者における順行性経皮的大動脈弁バルーン形成術 (antegrade percutaneous transluminal aortic valvuloplasty) の有用性

• 下山 正博

  池上総合病院腎臓医療センター

• 浅野 学

  池上総合病院腎臓医療センター

• 中原 徳弥

  池上総合病院腎臓医療センター

• 岡本 真智子

  池上総合病院腎臓医療センター

• 岩渕 仁

  池上総合病院腎臓医療センター

• 小口 健一

  池上総合病院腎臓医療センター

• 坂田 芳人

  池上総合病院ハートセンター

書誌事項

タイトル別名

• Efficacy of antegrade percutaneous transluminal aortic valvuloplasty in high-risk hemodialysis patients undergoing open heart surgery
• カイキョウ シュジュツ ハイリスク ノ イジ トウセキ カンジャ ニ オケル ジュンコウセイ ケイヒテキ ダイドウミャクベン バルーン ケイセイジュツ(antegrade percutaneous transluminal aortic valvuloplasty)ノ ユウヨウセイ

抄録

維持透析患者における順行性経皮的大動脈弁バルーン形成術の効果と安全性について検討した. 2009年11月から2014年3月に当院で治療した血液透析患者20例を対象とした. 治療前後で, 大動脈弁圧較差55.6±15.4mmHgから19.0±9.9mmHg, 大動脈弁口面積0.69±0.17cm²から1.24±0.34cm², NYHA分類3.4±0.68から1.75±0.85, 透析時最低収縮期血圧96.6±22mmHgから112.2±24.9mmHgと改善が認められた. 1例の死亡を認め, その他の合併症は3例で認められた. 再狭窄は2例で認められ, 再治療を行った. 重症大動脈弁狭窄症合併透析患者に対し同治療は低侵襲かつ安全に施行でき, 臨床症状の改善や透析困難の解消に有効であった.

収録刊行物

• 日本透析医学会雑誌

  日本透析医学会雑誌 48 (10), 585-591, 2015

  一般社団法人 日本透析医学会

キーワード

• 大動脈弁狭窄症
• 血液透析
• 経皮的大動脈弁バルーン形成術

詳細情報

• CRID: 1390282679655993088
• NII論文ID: 130005106470
• NII書誌ID: AN10432053
• DOI: 10.4009/jsdt.48.585
• ISSN: 1883082X
• ISSN: 13403451
• NDL書誌ID: 026843395
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I026843395
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsdt/48/10/48_585/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2016043263
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可