書誌事項
- タイトル別名
-
- Consideration of pepsinogen (PG) levels in gastric cancer detected by medical checkup in our hospital
- トウ イン ニンゲン ドック ノ ハッケン イガン ニ オケル ペプシノゲンチ ノ ケントウ
この論文をさがす
抄録
PG法は胃癌ハイリスク群の拾い上げに有用であるが, PG陽性例のみならずPG陰性例からの胃癌発生も少なくない。このたび, 当院人間ドックの発見胃癌のうち治療前のPG値が判明している52例のPG値を検討した。52例のうちPG陽性は30例(57.7%), PG陰性は22例(42.3%)であった。胃癌はO-1, O-2の萎縮度で多く認めた。PG陽性では90.0%にopen typeの萎縮を認め, PG陰性でも50.0%にopen typeの萎縮を認めた。最終病理結果が判明している50例で, 分化型が37例, 未分化型が13例であった。分化型ではPG陽性が64.9%であったが, 未分化型ではPG陰性が53.8%を占めた。また, PG陰性癌20例のPG値を検討すると, 75%がPGI低値(40ng/ml以下)あるいはI/II比低値(4以下)に存在した。PG陰性者についても, 胃癌発生の可能性に注意を要すると考えられた。
収録刊行物
-
- 日本消化器がん検診学会雑誌
-
日本消化器がん検診学会雑誌 53 (6), 775-781, 2015
一般社団法人 日本消化器がん検診学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205268917888
-
- NII論文ID
- 130005114610
-
- NII書誌ID
- AA12134881
-
- ISSN
- 21851190
- 18807666
-
- NDL書誌ID
- 026945265
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可