<b>胸脇苦満の発現機序に関する病態生理学的考察</b>

書誌事項

タイトル別名
  • <b>The Pathophysiological Mechanism of the Kyokyokuman : On the Relationship between Kyokyokuman and Tense Condition of Diaphragm</b>
  • 胸脇苦満の発現機序に関する病態生理学的考察 : 胸脇苦満と横隔膜異常緊張との関連
  • キョウ ワキクマン ノ ハツゲン キジョ ニ カンスル ビョウタイ セイリガクテキ コウサツ : キョウ ワキクマン ト オウカクマク イジョウ キンチョウ ト ノ カンレン
  • <b>—胸脇苦満と横隔膜異常緊張との関連—</b>

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抄録

筆者は先に心下痞鞕と背部兪穴の関連を報告したところである。この報告において旁脊柱筋の硬結への施術によって心下痞鞕は消失するが,胸脇苦満は消失しないことを記した。そこで筆者は,改めて胸脇苦満と関連する背部諸筋の硬結を探索し,棘下筋の硬結が胸脇苦満と密接に関連することを発見した。またこの棘下筋硬結への施術が吃逆を改善することも見出した。棘下筋の硬結は肩こりなどでも現れるがその中に胸脇苦満と同時にあらわれるものがあることを明らかにした。本論文は棘下筋の硬結を手がかりに胸脇苦満が横隔膜の異常緊張と関連したものであることを具体的な2症例および15症例を基にその病態生理学的背景を明らかにしようと意図したものである。

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参考文献 (1)*注記

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