チャージポンピング法による単一界面トラップ(欠陥)の検出と評価

  • 土屋 敏章
    島根大学 大学院総合理工学研究科機械・電気電子工学領域

書誌事項

タイトル別名
  • Detection and characterization of single MOS interface traps by the charge pumping method
  • チャージポンピングホウ ニ ヨル タンイツ カイメン トラップ(ケッカン)ノ ケンシュツ ト ヒョウカ

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抄録

<p>チャージポンピング(CP)法を用いて,単一のMOS界面トラップを個別に検出して評価する手法を考案し,全く新しい視点でトラップ物理の解明を進めた.従来のCP理論の根幹であるトラップ1個当たりの最大CP電流ICPMAX=fqfはゲートパルス周波数,qは電子電荷)は誤りであり,0〜2fqのさまざまな値をとることを実証した.この結果は,界面トラップの正体がPbセンタであることを支持しており,さまざまなICPMAXを示す原因がトラップ準位対の形態の違いにあることを実証した.また,単一トラップのエネルギー準位密度分布(DOS)を導出し,Pb0センタのDOSと酷似していることを示すとともに,界面トラップのDOSはU字型とする定説に疑問を呈した.</p>

収録刊行物

  • 応用物理

    応用物理 85 (5), 422-426, 2016-05-10

    公益社団法人 応用物理学会

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