自家末梢血幹細胞移植後にEBV関連T細胞およびB細胞リンパ増殖性疾患を発症したDLBCLの1例

• 住谷 龍平

  徳島県立中央病院医学教育センター

• 関本 悦子

  徳島県立中央病院血液内科

• 柴田 泰伸

  徳島県立中央病院血液内科

• 森 敬子

  徳島県立中央病院血液内科

• 重清 俊雄

  徳島県立中央病院血液内科

• 矢野 充保

  徳島県立中央病院消化器内科

• 工藤 英治

  徳島県立中央病院病理診断科

• 中村 信元

  徳島大学病院血液内科

• 尾崎 修治

  徳島県立中央病院血液内科

書誌事項

タイトル別名

• A Case of Diffuse Large B-cell Lymphoma Presented Epstein-Barr Virus Associated T-cell and B-cell Lymphoproliferative Disorders Followed by Autologous Peripheral Blood Stem Cell Transplantation
• 今月の症例 自家末梢血幹細胞移植後にEBV関連T細胞およびB細胞リンパ増殖性疾患を発症したDLBCLの1例
• コンゲツ ノ ショウレイ ジカ マッショウケツ カンサイボウ イショク ゴ ニ EBV カンレン Tサイボウ オヨビ B サイボウ リンパ ゾウショクセイ シッカン オ ハッショウ シタ DLBCL ノ 1レイ

抄録

症例は46歳，女性．Epstein-Barr virus（EBV）陽性の再発性diffuse large B-cell lymphoma（DLBCL）の寛解後に自家末梢血幹細胞移植を施行．13カ月後，黄疸と肝脾腫が出現した．末梢血EBV DNAが陽性で，肝生検で門脈域や類洞にCD8+，EBV-encoded small RNA（EBER）＋細胞の浸潤を認め，全身性EBV陽性T細胞lymphoproliferative disorder（LPD）と診断したが，脳出血で死亡した．剖検ではT細胞LPDの多臓器浸潤に加え，肺に多形性B細胞LPDを認めた．これらのEBV関連LPDは自家移植後においても留意すべき病態である．

収録刊行物

• 日本内科学会雑誌

  日本内科学会雑誌 105 (7), 1275-1281, 2016

  一般社団法人 日本内科学会

キーワード

• びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
• 自家末梢血幹細胞移植
• 移植後リンパ増殖性疾患
• EBV

詳細情報

• CRID: 1390282681426669696
• NII論文ID: 130005793581
• NII論文ID: 40020913517
• NII書誌ID: AN00195836
• DOI: 10.2169/naika.105.1275
• ISSN: 18832083
• ISSN: 00215384
• NDL書誌ID: 027554115
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I027554115
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/105/7/105_1275/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2016341096
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可