書誌事項
- タイトル別名
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- The assessment of subjective symptoms and patient-reported outcomes in patients with primary biliary cholangitis using PBC-40
- ニホンジン ゲンパツセイ タンジュウセイタンカンエン カンジャ ノ ジカク ショウジョウ オヨビ カンジャ ホウコク アウトカム ノ ヒョウカ
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抄録
<p>原発性胆汁性胆管炎(primary biliary cholangitis;PBC)の自覚症状として皮膚掻痒,疲労,口腔・眼の乾燥が知られているが,日本人患者におけるその実態は明らかになっていない.我々はPBC特異的QOL評価尺度“PBC-40”日本語版を作成し,外来通院中の日本人PBC患者180例を対象として,PBC-40,健康関連QOL評価尺度SF-36,疲労症状評価尺度FFSS,抑うつ・不安評価尺度HADS,以上4種の客観的QOL評価尺度への記入を依頼し,日本語版PBC-40の妥当性を検証するとともに日本人PBC患者の自覚症状を解析した.その結果,疲労・皮膚掻痒・乾燥それぞれの症状について26%,31%,54%のPBC患者が中等度以上という評価をしており,すべての症状に対して「なし」,あるいは軽度という評価をしたのは全体の32%であった.皮膚掻痒は肝硬変の有無と,乾燥は年齢との間に相関がみられた.SF-36による全般的QOL評価では,「全体的健康感」「日常役割機能(身体)」「活力」「心の健康」の4ドメインにおいて健常人に比較してQOLが低下していた.</p>
収録刊行物
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- 肝臓
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肝臓 57 (9), 457-467, 2016
一般社団法人 日本肝臓学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204793909120
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- NII論文ID
- 130005266143
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- NII書誌ID
- AN00047770
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- ISSN
- 18813593
- 04514203
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- NDL書誌ID
- 027615535
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可