マウス前駆脂肪細胞3T3-L1の高グルコース培地中での分化誘導とベルベリンの分化抑制作用

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タイトル別名
  • Anti-Adipogenic Activity of Berberine in 3T3-L1 Pre-Adipocytes Cultured in High-Glucose Medium
  • マウス ゼンク シボウ サイボウ 3T3-L1 ノ コウグルコースバイチチュウ デ ノ ブンカ ユウドウ ト ベルベリン ノ ブンカ ヨクセイ サヨウ

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抄録

<p>マウス3T3-L1細胞を用いた脂肪細胞分化試験における細胞内GPDH活性やトリグリセリド蓄積測定では,細胞を回収破砕する必要がある.これに対し,培地中のグルコース残存濃度は,細胞培養を継続しながら容易に測定できる.標準の低グルコース培地においては分化刺激とインスリンによって培養2日目には培地中のグルコースが消費しつくされてしまっていることが判明した.そこで高グルコース培地を用いて3T3-L1を培養したところ,グルコースは枯渇することなく,培養2日目のベルベリンによるグルコース消費の促進を確認することができた.このような高グルコース培地用いた短期間培養でのグルコース残存濃度測定はグルコースの細胞への取り込みを調節する化合物のスクリーニングに役立つと考えられる.また,GPDH活性およびトリグリセリド蓄積も高グルコース培地で低グルコース培地より数倍上昇した.</p>

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