米国, 欧州を含む世界の鳥インフルエンザの発生状況

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タイトル別名
  • Outbreaks of avian influenza in the world
  • ベイコク,オウシュウ オ フクム セカイ ノ トリ インフルエンザ ノ ハッセイ ジョウキョウ

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抄録

1996年に中国広東省のガチョウ農場に出現したH5N1亜型の高病原性鳥インフルエンザウイルスは,以来20年間,アジア・ヨーロッパ・アフリカなどの国々に流行が拡大し,それに伴って徐々に抗原変異が進んできたものと考えられている。その一方で,近年は他の亜型のウイルスとの遺伝子再集合体であるH5N2,H5N3,H5N6,H5N8などの異なるNA亜型のウイルスが世界各地で確認されている。また,2014年にはそれまで流行が確認されていなかった北アメリカにまで遂にそのウイルスが浸潤し,大流行となるなど,H5亜型高病原性鳥インフルエンザの世界的流行状況は益々多様化,複雑化の様相を呈している。

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