マサバにおけるインピーダンスの経時変化を考慮した粗脂肪量の推定方法

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タイトル別名
  • Estimation of lipid content of chub mackerel Scomber Japonicus by bioelectrical impedance analysis using varying coefficient model
  • マサバ ニ オケル インピーダンス ノ ケイ ジヘンカ オ コウリョ シタ ソシボウリョウ ノ スイテイ ホウホウ

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抄録

魚体を非破壊で粗脂肪量を測定する方法として生体電気インピーダンス法がある。しかし,インピーダンスは魚の死後,減少することが確認されている。そこで,マサバを用いてインピーダンスの経時変化を考慮した粗脂肪量の推定を試みた。インピーダンスは各個体について3時間ごとに9回の測定を行い,変化係数を用いた重回帰分析によって,インピーダンスから粗脂肪量を推定した。粗脂肪量の推定値の標準誤差が1.57の粗脂肪量推定式を得た。今までの推定方法では,死後経過時間が経つほど粗脂肪量が少なく推定されていたが,変化係数を導入することで時間経過によるインピーダンスの減少を考慮して,粗脂肪量を推定できるようになった。

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