市民を対象としたタッチケア・炭酸浴の効果:指尖脈波と生体情報からの検証

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タイトル別名
  • Effect of Touch Care and carbon dioxide bath Use in Nursing Care for citizens.:Examination from Fingertip Pulse and Bioligical information
  • シミン オ タイショウ ト シタ タッチケア ・ タンサンヨク ノ コウカ : ユビ セン ミャクハ ト セイタイ ジョウホウ カラ ノ ケンショウ

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抄録

120006342808

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市民60人を対象として、指尖脈波の非線形解析の手法を用いて、炭酸浴と下半身タッチケアの効果を検証した。指尖脈波は、心の外部適応力(元気さ)の指標となる最大リアプノフ指数(LLE:Largest Lyapnov Exponent)が向上したとき、交感神経と副交感神経の状態から自立神経バランス(Autonomic Nerve Balance)がリラックスした時、バランスがとれた時に効果ありと判断する。結果、LLE・ANBの型は各々14のパターンを示した。炭酸浴は、83.3%(25/30)効果があった。その内訳は活性化40.0%(10/25)、リラックス56.0%(14/25)、バランスが良くなる4.0%(1/25)であった。タッチケア(下半身)は82.8%(24/29)効果があった。その内訳は活性化41.7%(10/24)、リラックス45.8%(11/24)、バランスが良くなる12.5%(3/24)であった。今後、ケアを提供する中で、自覚していない心の状態を「見える化」し、ケアの有効性を周知し、対象が生活の中で取り入れやすいケアのあり方を考え、市民の生活の質に寄与できるケア内容について探求したい。

収録刊行物

  • 紀要

    紀要 11 17-31, 2017-03-31

    名寄市立大学

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