紫茎で青枯病およびモザイク病 (PMMoV) 抵抗性のピーマン用台木品種 ‘紫L4台助’ の育成とその特性
書誌事項
- タイトル別名
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- Breeding and Characteristics of a Pepper (<i>Capsicum annuum</i> L.) Rootstock Cultivar ‘Murasaki L4 Daisuke’ with Violet Hypocotyl and Resistance to Bacterial Wilt and PMMoV
- 新品種 紫茎で青枯病およびモザイク病(PMMoV)抵抗性のピーマン用台木品種'紫L4台助'の育成とその特性
- シン ヒンシュ ムラサキ ケイ デ アオガレビョウ オヨビ モザイクビョウ(PMMoV)テイコウセイ ノ ピーマンヨウ ダイギ ヒンシュ'ムラサキ L4ダイ ジョ'ノ イクセイ ト ソノ トクセイ
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抄録
<p>本研究では,Ralstonia solanacearumによる青枯病への抵抗性と,トウガラシ微斑ウイルス (PMMoV) によるモザイク病への抵抗性を有するピーマン用台木新品種‘紫L4台助’の育成を行った.さらに‘紫L4台助’は,幼苗期の胚軸にアントシアニンを発現することで,接木操作時に穂木と台木を容易に識別できる特性をもつ.強病原性の青枯病菌(菌株 ‘S’) を用いた接種検定では, ‘紫L4台助’ は,ピーマン用台木品種である ‘台パワー’ や ‘台助’ と同等の抵抗性を示すことが確認された.病原型がP1.2.3型のPMMoVを用いた接種検定では, ‘紫L4台助’ はL4遺伝子をもつことが確認された.また, ‘紫L4台助’ は緑茎の従来品種と比較し,幼苗期の胚軸に約3倍量のアントシアニンを発現することが確認された.穂木に‘みおぎ’ を用いた場合の収量性の調査では, ‘紫L4台助’ は,ピーマン用台木品種である ‘台助’ と比較して同等であった.</p>
収録刊行物
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- 園芸学研究
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園芸学研究 16 (2), 203-210, 2017
一般社団法人 園芸学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205210686336
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- NII論文ID
- 130006894854
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- NII書誌ID
- AA11608561
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- ISSN
- 18803571
- 13472658
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- NDL書誌ID
- 028164038
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可