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- 高橋 典嗣
- 武蔵野大学教育学部
書誌事項
- タイトル別名
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- The Natural Disaster Risk by Near Earth Asteroids―Observation, Risk Assessment and Measures―
- 特集 安心・安全な宇宙利用のために(第5回)地球接近小惑星による自然災害リスク : 観測・評価・対策
- トクシュウ アンシン ・ アンゼン ナ ウチュウ リヨウ ノ タメニ(ダイ5カイ)チキュウ セッキン ショウワクセイ ニ ヨル シゼン サイガイ リスク : カンソク ・ ヒョウカ ・ タイサク
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抄録
<p>地球に衝突すると大規模な環境変化が危惧される直径1 km以上の地球接近小惑星(Near Earth Asteroids : NEA)の衝突を事前に察知するため,そのすべてを検出して軌道を決めることを目標にスペースガードの観測が始められた.現在は,そのほとんどが検出されたと推察され,新たな目標に「大都市に衝突すると壊滅してしまう自然災害となる直径150 m以上で地球に0.05 AU(約784万km)以内に近づくNEAを潜在的に危険な小惑星(Potentially Hazardous Asteroids : PHA)と定義し,そのすべてを検出すること」と改められた.その直後,2013年2月15日にロシアのチェリャビンスク州に落下し,大きな自然災害を発生させた小惑星の直径は,僅か17 mであった.小惑星衝突による自然災害から地球を守るため,地球に接近するより小さな小惑星(Small PHA : SPHA)の観測,新たなリスク評価,具体的な対策の検討が求められている.</p>
収録刊行物
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- 日本航空宇宙学会誌
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日本航空宇宙学会誌 65 (5), 123-128, 2017
一般社団法人 日本航空宇宙学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679483044480
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- NII論文ID
- 130006833355
- 40021209021
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- NII書誌ID
- AN00189072
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- ISSN
- 24241369
- 00214663
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- NDL書誌ID
- 028209247
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可