研究-実務間ギャップ: 自然環境政策が必要とする科学的情報・知見とは?

書誌事項

タイトル別名
  • Research-implementation gap: What scientific knowledge and insights are needed for policy-making for natural environments?
  • ケンキュウ-ジツム カン ギャップ : シゼン カンキョウ セイサク ガ ヒツヨウ ト スル カガクテキ ジョウホウ ・ チケン トワ?

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抄録

保全生物学の分野では長年に渡り、科学と実務の間のギャップの解消が課題になっていた。本稿では、国際および国内の両レベルにおけるギャップの現状を紹介する。国際的には、生物多様性条約の愛知目標の裏付け(根拠)やその進捗を計測するために科学的証拠・知見の必要性が課題とされている。国内においては、不足している科学的知見が明らかにされている場合もあるし、政策立案過程において様々な科学的疑問・課題が急な形で出てくる場合もある。本稿では、こうしたギャップに対応した研究の進展に寄与するため、行政が活用しやすい科学的情報の内容や提示の仕方や、研究者がそうした行政ニーズを知る方法についても意見を述べる。

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