<b>有機強塩基を発生するアセト酢酸塩型光塩基発生剤の合成および </b><b>チオール-エポキシ混合樹脂のアニオンUV 硬化への応用 </b>

書誌事項

タイトル別名
  • <b>Synthesis of Acetoacetate-Derived Photobase Generators for Generation of Organic Superbases and Their Application for Anionic UV Curing of Thiol</b>-<b>Epoxy Mixed Resins </b>
  • 有機強塩基を発生するアセト酢酸塩型光塩基発生剤の合成およびチオール-エポキシ混合樹脂のアニオンUV硬化への応用
  • ユウキ キョウ エンキ オ ハッセイ スル アセト サクサンエンガタ ヒカリ エンキ ハッセイザイ ノ ゴウセイ オヨビ チオール-エポキシ コンゴウ ジュシ ノ アニオン UV コウカ エ ノ オウヨウ

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抄録

<p>アセト酢酸から誘導される有機塩型の光塩基発生剤を設計・合成した。発生塩基として,3 種類の有機強塩基を選択しそれぞれ調製した。メタノール中254 nm 光を10-1000 mJ/cm2 照射することで分解することを確認した。また,フェノールレッドを用いた実験を行なったところ,254 nm 光照射とその後の加熱により,対応する有機強塩基を発生していることが示唆された。さらに,これらの光塩基発生剤を4 官能チオールと4 官能エポキシ混合樹脂中に10 mol%だけ添加し,アニオンUV 硬化を行なった。100 ℃以下の温和な加熱条件で硬化することが分かり,実用的な硬度(鉛筆硬度)を得た。さらに,有機強塩基としてホスファゼンを選択することで,254 nm 光照射後に10 分間室温静置するだけで硬化することを見出した。</p>

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