担任教員のユーモア表出と児童のスクール・モラールおよび学級満足度との関係

書誌事項

タイトル別名
  • The Relationships among Classroom Teachers' Humor Expressions, Pupils' School Morale and the Element of School Satisfaction
  • タンニン キョウイン ノ ユーモア ヒョウシュツ ト ジドウ ノ スクール ・ モラール オヨビ ガッキュウ マンゾクド ト ノ カンケイ

この論文をさがす

抄録

本研究は,教員が指導行動を行使する中でのユーモアの表出度と,児童の学級生活での適応や意欲などの面との関連を検討することを目的とした。具体的には,教員のユーモア行動測定尺度(河村・武蔵・河村, 2015)を用い,児童が認知する教員のユーモア表出の3つのタイプごとに,児童の学級満足度やスクール・モラールとの関連を実証的に検討した。さらに,学級集団の状態のタイプごとに,所属している児童たちが認知している担任教員のユーモア表出の特徴について,実証的に検討した。対象は,公立小学校2校24学級596名(男子300名,女子296名)である。その結果,「親和的でまとまりのある学級集団(満足型)」では,他の学級集団の類型と比較して,教員の「楽しさ喚起ユーモア」と「元気づけユーモア」が有意に高く認知されていることが明らかになった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ