視機能障害を伴う急性副鼻腔炎症例

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  • 生駒 亮
    国家公務員共済組合連合会横浜南共済病院耳鼻咽喉科
  • 松浦 省己
    国家公務員共済組合連合会横浜南共済病院耳鼻咽喉科
  • 和田 昂
    国家公務員共済組合連合会横浜南共済病院耳鼻咽喉科
  • 小林 茉莉子
    国家公務員共済組合連合会横浜南共済病院耳鼻咽喉科
  • 柊 陽平
    国家公務員共済組合連合会横浜南共済病院耳鼻咽喉科
  • 野島 雄介
    国家公務員共済組合連合会横浜南共済病院耳鼻咽喉科
  • 折舘 伸彦
    横浜市立大学附属病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科

書誌事項

タイトル別名
  • Cases of Acute Sinusitis with Ophthalmic Dysfunction
  • 症例報告 視機能障害を伴う急性副鼻腔炎症例
  • ショウレイ ホウコク シ キノウ ショウガイ オ トモナウ キュウセイ フクビコウ エンショウレイ

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抄録

<p>　急性副鼻腔炎に伴う眼合併症は, 早期に外科的処置が必要になることのある耳鼻咽喉科救急疾患の一つである.<br>　平成25年から26年までの2年間に, 当科で加療した急性副鼻腔炎から波及した眼合併症症例は5例であった. 症例の内訳は, 眼窩骨膜下膿瘍3例, 不全型海綿静脈洞症候群1例, 視神経炎1例であった. 全症例で手術を施行し, うち4例の視機能は回復したが, 術前視力が手動弁であった1例は改善しなかった.<br>　視力障害残存については, 初診時視力・視野・視神経乳頭所見, および手術までの日数が予後因子であると報告されている1). 視力障害が進行する前に, 適切な診断ならびに治療を行うことが視機能の改善に必要である.</p>

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