移動栽培システムと統合した定置型イチゴ収穫ロボットの開発と実用化

  • 林 茂彦
    国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 農業技術革新工学研究センター 現在:機構本部
  • 山本 聡史
    国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 農業技術革新工学研究センター
  • 坪田 将吾
    国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 農業技術革新工学研究センター
  • 小林 研
    国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 農業技術革新工学研究センター
  • 鎌田 順三
    シブヤ精機株式会社
  • ピーター ラジェンドラ
    シブヤ精機株式会社
  • 山本 和博
    愛媛県農林水産研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Development and Practical Application of Stationary Strawberry-Harvesting Robot Integrated with Movable Bench System

この論文をさがす

抄録

<p>定置型イチゴ収穫ロボットは移動栽培システムと統合したものである。収穫適期のイチゴがロボットの前を通過すると,果実位置,熟度,重なり,果柄位置を計算する。エンドエフェクタが接近し,フィンガが果柄の切断と把持を同時に行う。本ロボットには2つのモードがある。標準ROIモードでは,収穫成功率は夜間稼働58.6%,昼間稼働62.4%で,対象果実と一緒に未熟果を摘み取った。拡張ROIモードでは,厳しい重なり判定のため収穫成功率は夜間稼働27.1%,昼間稼働29.8%となったが,出荷可能な果実割合は高かった。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ