1990年以降の『新建築』誌に掲載された増築作品の外形構成と内部空間の接続

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  • 1990ネン イコウ ノ 『 シン ケンチク 』 シ ニ ケイサイ サレタ ゾウチク サクヒン ノ ガイケイ コウセイ ト ナイブ クウカン ノ セツゾク

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抄録

近年我が国でも一般的に“リノベーション”といった言葉に代表されるように,既存建築物の有効活用に関する様々な議論がなされている。特に1990年以降には,建築専門誌である「新建築」誌においても,我が国における建物の増改築に関する記事が多く掲載されようになり,既存建築物の有効活用が注目されていると言える。したがって現代の建築家も,数多くの建物の増改築に取り組み,またこのことで自らの設計思想を深めていると考えられる。しかし,現代の建築家の既存建築物の増改築に関する建築構成論的視点に立脚したデザイン手法の総体的枠組みは不明確であると言える。したがって本研究では,1990年以降,「新建築」誌に発表された増築作品を対象に,既存部と増築部の外形構成と内部空間の接続関係の検討,さらにこれらの対応関係について分析を行い,増築作品の既存部と増築部の関係性を明らかにしている。

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