キウイフルーツかいよう病菌(Pseudomonas syringae pv. actinidiae(Psa))に汚染された花粉からのPsaの検出方法の開発および福岡県内で採取された花粉の汚染状況調査
書誌事項
- タイトル別名
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- Detection method of Pseudomonas syringae pv. actinidiae from contaminated pollen and investigation into the contamination of pollen from male kiwifruit vine in Fukuoka Prefecture
- キウイフルーツカイヨウビョウキン(Pseudomonas syringae pv. actinidiae (Psa))ニ オセン サレタ カフン カラ ノ Psa ノ ケンシュツ ホウホウ ノ カイハツ オヨビ フクオカ ケンナイ デ サイシュ サレタ カフン ノ オセン ジョウキョウ チョウサ
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抄録
福岡県では2014年以降,Pseudononas syringae pv. actinidiae biovar3(Psa3)によるキウイフルーツかいよう病の被害が拡大している。Psa3に汚染された花粉は感染を拡大させる可能性があるため,人工授粉には健全花粉を使用しなければならない。汚染花粉からのPsa3の検出方法は「キウイフルーツかいよう病Psa3系統の防除対策マニュアル」に記載されているが,1サンプルごとに高価な専用機器で集菌してからPCR法で検出するため,時間と労力がかかり,大量検定には不向きである。一方,花粉から直接DNAを抽出し,PCR法で検出する方法が報告されているが,検出限界は明らかではない。本研究は花粉から直接DNAを抽出し,防除マニュアルに記載されたプライマーを用いたPCR法により,Psa3が3×10 4cfu/g含まれる人工汚染花粉から検出が可能であった。次に,開発手法を中心として用い,2016年に福岡県の36圃場で生産された花粉の汚染状況を調査した結果,本病発生圃場の雄木から採取されたすべての花粉からPsa3が検出された。また,発生圃場に隣接した未発生圃場の雄木から採取した花粉からもPsa3が検出された。一方,無発生地区で生産された花粉からPsa3は検出されなかった。このことから,発生地区では健全花粉の生産は困難であることが示唆され,授粉に使用する花粉は少なくとも,無発生地区での生産が必要と考えられた。
収録刊行物
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- 福岡県農林業総合試験場研究報告
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福岡県農林業総合試験場研究報告 (5), 5-10, 2019-03
筑紫野 : 福岡県農林業総合試験場
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1051412328363783040
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- NII論文ID
- 40021859345
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- NII書誌ID
- AA12712955
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- ISSN
- 21894876
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- NDL書誌ID
- 029617591
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
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