現地調査と衛星データによる西日本豪雨前後の広島県沖における透明度分布特性

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  • CHARACTERISTICS OF TRANSPARENCY DISTRIBUTION OFF HIROSHIMA PREFECTURE BEFORE AND AFTER IN THE WEST JAPAN HEAVY RAIN DISASTER USING FIELD SURVEY AND SATELLITE DATA
  • ゲンチ チョウサ ト エイセイ データ ニ ヨル ニシニホン ゴウウ ゼンゴ ノ ヒロシマケンオキ ニ オケル トウメイド ブンプ トクセイ

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抄録

<p> 本研究の目的は,2018年7月初旬に発生した西日本豪雨における広島県沖の瀬戸内海における光環境への影響を調べることである.具体的には,災害前後における実測の透明度データ,鉛直濁度データ,衛星データを使って,瀬戸内海の透明度分布特性やその回復状況の把握が試みられた.その結果,以下のような主要な結果が得られた.まず,実測データから,広島県沖では,全体として平年値の68%の透明度の低下があった.また,災害後の約1か月間(2018年8月)で透明度は平年値に回復した.さらにLandsat-8の反射率プロダクトの「バンド3とバンド4の比率」(オフセット補正済み)と透明度には,有意な高い相関(R2=0.90,p<0.01)が得られた.またLandsat-8データから導かれた広島県沖の透明度分布から,災害直後には黒瀬川と芦田川の河口において数kmにおよぶ大規模な透明度低下が生じていたことがわかった.</p>

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