『日本の素顔』の制作技法 第1回 問いと分析枠組みの設定

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タイトル別名
  • Production Methods of Nihon no sugao (Japan Unmasked) [Part I] Questions and Analytical Framework
  • 『 ニホン ノ スガオ 』 ノ セイサク ギホウ(ダイ1カイ)トイ ト ブンセキ ワクグミ ノ セッテイ

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抄録

1957年11月から64年4月まで制作・放送された『日本の素顔』(以下『素顔』と記す)は、テレビドキュメンタリー(TD)の制作技法の基礎を築いた番組である。現代われわれがTDの基本的な制作技法と見なすいくつかの技法が、この番組の制作の中で当時としては新しい技法として出現している。ナレーションによる解説・説明のように初めから大々的に用いられた技法もあれば、インタビューのように最初はおずおずと少しだけ用いられた技法もあった。どんな技法がどのようなタイミングで出現し、その後どう展開したのか、本研究はこのことを4回シリーズで問う。 第1回の本稿では、『素顔』の制作技法が経時的に変化していることを指摘し、その変化を捉えるための量的な分析枠組みを示す。

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