実験動物としての系統ウサギ(JW-NIBSを中心として)の生理,薬理学的特性に関する研究 Comparative physiological and pharmacological studies on the characteristics of rabbits as experimental animals

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著者

    • 政岡, 俊夫 マサオカ, トシオ

書誌事項

タイトル

実験動物としての系統ウサギ(JW-NIBSを中心として)の生理,薬理学的特性に関する研究

タイトル別名

Comparative physiological and pharmacological studies on the characteristics of rabbits as experimental animals

著者名

政岡, 俊夫

著者別名

マサオカ, トシオ

学位授与大学

麻布大学

取得学位

獣医学博士

学位授与番号

乙第225号

学位授与年月日

1985-03-13

注記・抄録

博士論文

獣医学,医学および薬学領域における動物実験は,生命科学の進歩とともにそこに使用される実験動物においても,より厳格な基準が要求されてきている。すなわち,実験材料として用いられる実験用動物は均一化され,規格化されることによって,研究成果の信頼性をさらに高めることができると考えるからである。 しかし,今日なお,その大部分は実験動物としての条件を十分そなえたものは極めて少なく,わずかマウスおよびラットにおいてみられるのみである。マウスおよびラット以外の実験用動物の多くは,家畜からの転用あるいは捕獲野性動物が使われており,これらの動物の遺伝的および環境的な統御はほとんどなされていない。このことは,このような動物を用いて得られるデータがバラツキの大きなものとなり,将来にわたっての信頼できるデータとしては疑問視せざるを得ない状況となっている。それ故,マウスおよびラット以外の動物においても,実験動物としての観点からその特性が浮き彫りにされ,使用されなければならないと考える。そうすることにより,医薬品および農薬などをはじめとする化学的物質の効果ならびに安全性の評価において,より精度の高い動物実験へと進めることができるからである。 したがって,このような立場から実験用動物として用いられているウサギを顧りみた場合,古くから生理学,薬理学,免疫学および毒性学などの分野において汎用されてきているにも拘わらず,未まだ遺伝的ならびに環境的に統御されておらず,実験動物ウサギとしての条件は不十分であると言わざるを得ない。近年,外国において2~3の系統化あるいは均一化されたウサギが作出されており,一方,わが国においても遺伝的純化のかなり進んだウサギの作出をみるに至っている。 そこで,本研究は獣医学分野における実験用動物の使用者側の立場から,系統,性別,年齢および環境などの一定性を生理学的ならびに薬理学的に比較検討することにより,ウサギの実験動物としての特性を把握し,その特徴を浮き彫りにすることをこの研究の目的とした。 本論文では1章 ウサギの実験用動物としての歴史2章 系統ウサギの比較生理学的研究 Japanese White-Nippon Institute for Biological Science(JW-NIBS),New Zealand White-Nippon Institute for Biological Science(NZW-NIBS),Dutch-Nippon Institute for Biological Science(D-NIBS)およびJapanese White(JW)やNew Zealand White(NZW)のcross-breedingにおける生理値の年齢差,性差,系統差,環境差ならびに血清Prealbumin EsteraseのPhenotypeによるコロニー均一性の検討3章 系統ウサギの比較薬理学的研究 系統ウサギJW-NIBS又はNZW-NIBSにおける麻酔方法の検討,自律神経薬に対する反応および有機リン系農薬Rangadoの体内代謝性・残留性の年令差および性差ならびにAtropinesterase(AE)存在有無の差による薬物反応性の検討 以上の観点から実験動物としてのウサギの生理学的ならびに薬理学的特性を実験成績にもとづいて論述した。1章 ウサギの実験動物としての歴史 1)ウサギが実験用動物として使用されてきた国内,外の状況について比較し, 2)わが国におけるウサギの純化(実験動物化)の状況について,外国のそれと比較考察した。 3)ウサギの実験動物としての有用性および実験動物化による将来への展望を論述した。2章 系統ウサギの比較生理学的研究 実験動物としての観点からウサギの特徴を把握するために,純化の程度の高いウサギコロニーを選び,これら系統ウサギの生理学的特性を追求した。わが国における純化の程度の高いウサギとして,日本生物科学研究所Nippon Institute for Biological Science(NIBS)の作出したもの(表-1)を選び,この他JW-NIBSのそれと比較する意味で,市販されている日本白色種Japanese WhiteおよびNew Zealand White種のcrossbreeding(育成コロニーの不明確なものでJWおよびNZWと略す)を研究の対象とし,体重,体温,心拍数,呼吸数,心電図ならびに血圧などについて検討するとともに血清Prealbumin EsteraseのPhenotypeによる均一性やAtropinesteraseの存在の有無について比較検討した。(表1)1) JW-NIBSウサギの年齢推移にともなう生理学的特性を把握するために生後1か月齢から5年齢までの生理値,とくに体重,体温,心拍数,呼吸数,心電図および血圧を測定した結果は表-2,3のとおりである。(表2, 3)i) 体重の増加曲線は雄,雌とも7~9か月齢で2.8~3.0Kgとなりプラトーになる。ii) 体温は両性とも3週齢以降38.0℃台の値を示す。iii) 心拍数は両性とも8~9週齢(2か月齢)より240~280回/分と安定する。iv) 呼吸数は両性とも毎分100回以上の値を示し,保定の影響が著しい。v) 心電図波形はRs typeが約90%を占め最も多い。また年齢別および性別によりこの割合が著しく異なることはない。vi) 血圧は両性とも平均値で収縮期血圧は121~146mmHg,拡張期血圧は77~91mmHg,平均血圧は91~107mmHgの値を示しているが,32か月齢(雌)および58~83か月齢(雄)では個体間のバラツキが大きくなってきている。以上の結果に基づきJW-NIBSの特性を整理するとa) 体重7-9か月齢よりプラトーとなる。b) 心拍数は2か月齢より安定する。c) 呼吸数は保定の影響が大きい。d) 心電図波形の判読が容易であり,同一パターンが多く出現するので心電図の検索に適している。e) 血圧は2か月齢から12か月齢ではあまり大きな変化がみられないものの高年齢(生後約3年齢以上)に達したウサギでは個体間のバラツキが大きくなっている。とくに80か月齢の雄ウサギでは低血圧を示した。2) JW-NIBSウサギの生理値に関する環境差(飼料を含む)を検討した結果は,i) 呼吸数および心拍数では各月齢ならびに両性とも,とくに環境差はみられないものの高温環境下ではやゝ測定値にバラツキが大きい。ii) 体温は環境温度26℃以上で影響を受ける。以上の成績からウサギに適した環境温度は25℃以下であり,日本薬局方ならびに日本抗生物質医薬品基準に規定されている発熱性物質試験法には,「試験中20~27℃でなるべく恒温恒湿に保つ」とあるのは適当でないと考える。3) NZW-NIBSウサギの生理学的特性は表-4,5のとおりである。(表4, 5)i) 体重は6か月齢において2.5~2.6Kgに達する。ii) 心拍数は両性とも2か月齢から8か月齢において200~260回/分であった。iii) 呼吸数は100~230回/分と両性とも各月齢により,かなりの変動があり保定による影響が大であった。iV) 体温は両性とも39℃台を示すものが大多数であった。V)血圧は両性とも加齢に伴い平均血圧,収縮期血圧および拡張期血圧で高くなる傾向を示した。4) JW-NIBS,NZW-NIBS,JWおよびDutch-NIBSにおける生理値の系統差を検討した結果は表-6,7のとおりである。(表6, 7)i) JW-NIBSウサギの体温は38℃台を示すもの927例中660例(71.2%),39℃台を示すもの927例中169例(18.2%)であり,JWに比べ発熱性試験用に適している。ii) ウサギ系統別の代表的心電図パターンはJW-NIBS(約90%),NZW-NIBS(約60%)およびJW(約45%)ではRsタイプであり,Dutch-NIBSではRSタイプ(約45%)およびrSタイプ(約40%)である。iii) JW-NIBSでは同一パターンが最も多く出現し,R棘は大きく波形の判読が容易なことから,ウサギを用いて心電図を検討する実験には,JW-NIBSが最も適している。iv) Dutch-NIBSでは心電図の相対的心室筋興奮時間が他のウサギに比べて長く,Dutch-NIBSの特徴といえる。v) JW-NIBSとJWの心電図棘波の測定値の比較では,その成長に伴う傾向的変化には違いは認められない。また,両性とも発育過程において個々の心電図パターンのタイプが変わることはなかった。5) Prealbumin EsteraseのPhenotypeによる各種ウサギコロニーの均一性およびAtropinesteraseの保有率を検討した結果は表-8,9のとおりである。(表8, 9)i) 血清プレアルブミンエステラーゼはJWウサギでは6種類のタイプ,また,NZWウサギでは5種類,JW-NIBSウサギにおいては4種類,JW-NIBS/Yウサギでは2種類,また,NZW-NIBSおよびDutch-NIBSウサギにおいてはいずれも1種類のフェノタイプが確認された。ii) Atropinesteraseはコロニーの不明確なJWウサギやNZWウサギではそれぞれ22.7%および90%の保有率であった。また,純化の程度の高いウサギ,JW-NIBSにおいては10.1%のAE保有率であった。一方,NZW-NIBSやDutch-NIBSおよび近交系JW-NIBS/YウサギではAE保有ウサギはこれらのコロニーには存在しなかった。iii) クローズドコロニーあるいは系統化されたウサギではコロニー不明確なウサギに比べAE保有率は低下するか,あるいはAE陰性となる。また,Phenotypeによる分類においてもこれらのウサギは均一化される。 以上の実験成績から純化の程度の高いウサギは,これまで実験用動物として用いられてきたウサギ(JW)に比べ,その生理値は極めてバラツキが小さく,実験目的にあったウサギとして効率よく使用できることを指適した。 さらに,ウサギを用いる動物実験においては,ウサギの実験動物化は必要かつ有用であることを強調し,各系統ウサギの性別ならびに年齢別での生理的特性を浮き彫りにするとともに,日本で現在使用されている実験用ウサギについてそのコロニーの違いにより,血清プレアルブミンエステラーゼのPhenotypeから遺伝的均一化の状態を検索し,また,AE保有率のコロニー間の差を検討したところ,クローズドコロニーならびに系統化されたウサギではAE保有率の小さくなることおよび遺伝的に均一化されてくることなどが明らかになった。 また,環境による影響(環境温度は25℃以下)を考慮しなければならないことを指摘した。3章 系統ウサギの比較薬理学的研究 系統ウサギの特性を浮き彫りにすることにより,実験動物としての系統ウサギの価値は高くなるものと考え,これらの特徴をさらに深く把握するために,比較薬理学立場から系統,性別,年齢などの一定性を追跡した。すなわち,薬理学実験におけるJW-NIBSウサギの麻酔方法の再検討,さらに数種の自律神経薬に対するJW-NIBSウサギおよびNZW-NIBSウサギの血圧反応差について,それぞれ年齢別ならびに性別で比較検討し,また有機リン系農薬Rangado(2-Chloro-1-(2, 4-dichlorophenyl) vinyl dimethyl phosphate)の代謝性・残留性の追求およびAE有無による薬物反応差の検討をすることにより,系統ウサギの薬理学的特性を吟味した。 その結果は次のように要約できる。1) ウサギの麻酔方法について再検討した結果i) JW-NIBSウサギの血圧などの生体現象を対象とする薬理学実験においては,2時間以内の実験なら,比較的安定した測定値の得られるUrethane麻酔,すなわちUrethane 1,800mg/Kgを毎分当り1ml(36%溶液)静脈内に投与する麻酔方法が適当といえる。ii) Urethane麻酔下での成熟JW-NIBSウサギの血圧,心拍数および呼吸数の変動には,性差および年齢差は認められない。iii) JW-NIBSウサギとJWウサギにおけるUrethane麻酔下での血圧変動の比較では両者間に純化の程度による差は認められない。2) JW-NIBSウサギの自律神経薬に対する血圧反応について年齢差ならびに性差を検討した結果i) Epinephrine,Norepinephrine,Isoproterenol,Acetylcholine,AtropineおよびHistamineに対するJW-NIBSウサギの血圧の反応は各月齢(2, 4, 6, 8および12か月齢)とも同様の反応を示し,とくに年齢差は認められない。ii) Epinephrine,Norepinephrine,Isoproterenol,Acetylcholine,AtropineおよびHistamineに対するJW-NIBSの血圧反応には,とくに性による反応差は認められない。3)NZW-NIBSウサギの自律神経薬に対する血圧反応について年齢差ならびに性差を検討した結果i) JW-NIBSと同じ自律神経薬を適用した時の血圧反応は各月齢とも同様の反応を示し,とくに年齢差は認めなれない。ii) NZW-NIBSでも雌雄とも自律神経薬に対し血圧反応は同様の反応を示し,性による差は認められない。4) 有機リン系農薬Rangadoの体内代謝性ならび残留性についてi) 有機リン系農薬Rangadoの代謝については雌雄とも同様の排泄パターンを示し,すみやかに排泄されて,性差は認められない。ii) 雌雄ともRangadoが適用後1時間で血中に出現し,12時間後には消失した。iii) 臓器においてはRangadoおよび代謝物のいずれについても検出限界以下であった。iv) 尿および糞中には未変化のRangadoは検出されず代謝物としてDesmethyl Rangado(尿中23%,糞中4%),1-(2, 4-Dichlorophenyl)ethanol(尿,糞とも1%以下)および大量のグロクロン酸抱合体1-(2, 4-dichlorophenyl)ethanol glucuronide(尿中のみに75%)が検出された。v) 代謝物の排出は24時間以内に95%がさらに残りが72時間以内に主として尿中に排泄され,これらに性差,年齢差は認められなかった。5) Atropinesterase(AE)保有ウサギおよびAE非保有ウサギの薬物に対する生体反応差を検討した結果はi) Atropinesterase陽性ウサギと陰性ウサギにおけるアトロピンおよびPHMB(化学名Poly〔biguanide-1, 5-diylhexamethylene hydrochloride〕)の適用は呼吸において両群間に反応の差(P≦0.05)を認めた。しかしPHMBでは有意の差として検出できなかった。 以上の実験成績からウサギの麻酔方法はウレタン1,800mg/kgを毎分当り1ml(30%溶液)静脈内投与することにより,各生理値は比較安定した測定値を得ることができる。生後2か月齢から12か月齢の純化の程度の高いウサギにおいては薬物に対する反応に月齢差および性差がないことが示唆された。それ故,AE存在の有無が対象薬物によってはその成績に影響を与えることから,JWやNZWのような純化の程度の低いコロニーのウサギを使用すると反応性に大きなバラツキの生じる恐れがあるのに対し,純化の程度の高いJW-NIBSやNZW-NIBSではその危険性が低くなるといえる。 しかしながら,AE保有率やPrealbumin EsteraseのPhenotypeから考えるとJW-NIBSにおいては,さらに純化を進める必要性があると考える。また,一方ではAE保有あるいはAE非保有ウサギの系統化ならびにPrealbumin EsteraseのPhenotypeによる均質化へと各種ウサギの系統化が進められることにより,実験目的にかなった系統ウサギを使用することが可能となり,その結果,より精度の高い動物実験をおこなうことができることを明らかにした。

With the advancement of life science, today's animal experiments conducted in the fields of veterinary medicine, human medicine and pharmaceutical sciences greater demand on strict standardization of the animals used. Uniform standardization of animals as experimental materials undoubtedly contributes to providing increased reliability in results obtained. At present, however, most animals used in experiments very rarely satisfy such requirements; there are a few exceptions, such as the mouse and rat. On scientific grounds, therefore, the traits of all animals should be fully disclosed before the animals are used in experiments. Unless this is done, the animals will provide nothing but unstable and inaccurate information and will jeopardize studies that requre strict reliability such as, for example, the evaluation of the effects of chemical compounds used in medicine and agriculture and of safety factors involved in their use. When viewed from the above angle, despite then wide-spread and traditional use in physiology, pharmacology, immunology and toxicology, rabbits are not as yet genetically controlled nor environmentally adapted. Rabbits are still a species not adequately suited for experimental materials. In recent years, attempts at standardization of experimental animals in foreign countries have succeeded in producing a few genetically and environmentally regularized lineages of rabbits. In Japan, genetic refinement of rabbits has also considerably progressed. The purpose of this study for the benefit of users of experimental animals in the field of veterinary medicine is to compare by physiological and pharmacological approaches the uniformity of rabbits by strain, sex, age and environmental condition for evaluating the traits and disclosing the characteristics of rabbits as experimental materials.Chapter 1. History of rabbits as experimental animals1) This section compares the use of rabbits as experimental animals in Japan and abroad.2) This section compares the refinement of rabbits (inbred standardization as experimental animals) in Japan with that in foreign countries.3) This section presents discussion on the usefulness of rabbits as experimental materials and their future prospects of evolution.Chapter 2. Comparative physiological study of strain rabbtis Using colonies of advanced, inbred standardization, the physiological traits of this strain of rabbits were analyzed. Rabbits of high inbreeding were chosen from the colonies maintained by Nippon Institute for Biological Science (NIBS) (Table 1). In addition, commercial Japanese White (JW) and New Zealand White (NZW) Cross-Breds (from unidentified colonies, abbreviated as JW and NZW, respectively) were also used for comparison with JW-NIBS. Using these animals, the following parameters were examined: body weight, temperature, heart rate, respiratory rate, electrocardiogram and blood pressure. Also examined were the colonial uniformity of the phenotype of serum prealbuminesterase and the presence or absence of atropinesterase.(Table 1)1. For evaluation of the age-related physiological traits of JW-NIBS, the physiological parameters (especially body weight, temperature, heart rate, respiratory rate, electrocardiogram and blood pressure) were measured from the age of 1 month to 5 years. The data are shown as follows:i) The growth curve formed a plateau of 2.8 kg - 3.0 kg at the age of 7 - 9 months in both males and females.ii) The body temperature showed the level of 38℃ after the age of 3 weeks in both sexes.iii) The heart rate increased stability of 240-280/min after the age of 8-9 weeks in both sexes.iv) The respiratory rate exceeded 100/min in both sexes, demonstrating the remarkable effect of immobilization.v) The ECG patterns were predominated by the Rs type (approximately 90%). There were no marked differences in this ration by age and sex.vi) The mean systolic blood pressure was 121-146 mmHg and the mean diastolic blood pressure 77-91 mmHg in both sexes. The mean blood pressure was 91-107 mmHg. However, the individual differences grew larger at approximately the age of three years (female and male). The physiological characteristics of JW-NIBS are summarized on the basis of the above finding as under:a) The body weight froms a plateau at the age of 7 - 9 months.b) The heart rate is stabilized from the age of 2 months.c) The respiratory rate is largely subject to the effect of retention.d) Fitness for ECG studies (due to easy interpretation of the ECG pattern and frequent appearance of the same pattern).2. Evaluation of the environment-related (including diet) physiological differences in JW-NIBS rabbits indicated the following:i) The respiratory and heart rates demonstrated no environment-related differences regardless of sex and age. The values were, however, largely scattered under high -temperature environment.ii) The body temperature was affected by surrounding temperature above 26℃. The above findings suggest that the thermal environment suited for rabbits is below 25℃ and that constant temperature at 20 - 27℃ with constant humidity during the experiment as stipulated by JP seems to be the condition inappropriate for a pyrogen test. 3. The following shows the physiological characteristics of NZW-NIBS rabbits.i) The body weight reached 2.5-2.6 kg at the age of 6 months.ii) The heart rate was 200-260/min from the age of 2 months to 8 months in both sexes.iii) The respiratory rate varied considerably in the range of 100-230/min in both sexes depending on age and was largely subject to the effect of immobilization.iv) The body temperature was on the level of 39℃ in the majority regardless of sex.v) The mean systolic and diastolic blood pressure tended to be elevated with age in both sexes.4. The strain differences in the physiological parameters in JW-NZBS, NZW-NIBS, Dutch-NIBS and JW are shown in the following.i) The body temperature in JW-NIBS was on the level of 38℃ in 660 (71.2%) and 39℃ in 169 (18.2%) of 927 animals. This indicates that JW-NIBS rabbits are better suited for a pyrogen test than JW.ii) The ECG patterns by the strain was typified by an Rs type in JW-NIBS (approximately 90%), NZW-NIBS (approximately 60%) and JW (approximately 45%). In Dutch-NIBS, RS and rS types were frequent (approximately 45% and 40% respectively).iii) The most frequent appearance of the same pattern with large R spikes in JW-NIBS facilitated interpretation of the wave pattern. This indicates that JW-NIBS is best suited for an ECG study.iv) Dutch-NIBS was characterized by a more prologation of the relative myocardial excitation time than other strains.5. The following shows the homogeneity of various rabbit colonies by the phenotype of prealbumin esterase and frequency of Atropinesterase.i) Serum prealbumin esterase was divided into 6 phenotypes in JW, 5 phenotypes in NZW, 4 phenotypes in JW-NIBS, 2 phenotypes in JW-NIBS/Y and a single phenotype in NZW-NIBS as well as Dutch-NIBS.ii) Atropinesterase (AE) was detected in 22.7% and 90.0% of colony-unidentified JW and NZW, respectively. AE-possessions were found in 10.1% of highly inbreeding rabbits, that is, JW-NIBS. On the other hand, AE-positive rabbits were not found in the strains of NZW-NIBS, Dutch-NIBS and inbred JW-NIBS/Y.iii) The AE-possession rate was either reduced or became negative in the closed colony or strain rabbits, compared to colony-unidentified rabbits. These animals were also more homogenized in phenotype classification. The above experiment results indicated that, compared to rabbits (JW) that have been ordinarily used for experiments, lineally standardized rabbits have a narrower fluctuation of the physiological parameters and can be more advantageously and efficiently used as experimental materials. This chapter emphasized the importance of standardization of rabbits in experiments with this animal species. Furthermore, the physiological characteristics of each rabbit strain by sex and age were investigated. Genetic homogeneity of experimental rabbits that are used at present in Japan was analyzed from the phenotype of serum prealbumin esterase in different rabbit colonies. The differences in the AE-possession rate among the colonies were also investigated. The results revealed that the closed colony and lineally standardized groups have less AE-possessions and acquire more genetic homogeneity. The importance of the effect of environment (below 25℃ thermally) was pointed out.Chapter 3. Comparative pharmacological study of strain rabbits Elucidation of the characteristics of strain rabbits definitely increases the value of these animals as experimental materials. Therefore, in order to further define their characteristics, the uniformity by strain, sex and age was studied by a pharmacological approach. This included reevaluation of the anesthetic induction in JW-NIBS and comparison of the blood pressure responses to autonomic nervous agent by age and sex between JW-NIBS and NZW-NIBS. Also included was evaluation of the pharmacological traits of strain rabbits by determining the metabolism and residues of an organophosphorous insecticide, Rangado (2-chloro-1-(2,4-dichlorophenyl)vinyl dimethyl phosphate).The results obtained are summarized as below:1. Induction of anesthesisi) A pharmacological experiment of biological phenomena in JW-NIBS including blood pressure indicated the suitableness of urethane anesthesia, i.e., intravenous injection of 1800 mg/kg of urethane (30% solution) at the rate of 1 ml/min, as this method ensures relatively stable measurements in experiments not longer than 2 hours.ii) The variations of blood pressure, heart rate and respiratory rate demonstrated no sex and age differences in adult JW-NIBS rabbits under urethane-induced anesthesia.iii) The blood pressure variations in JW-NIBS and JW rabbits under anesthesia with urethane did not present inbreeding difference between them.2. The age and sex differences in blood pressure response to autonomic nerve drugs in JW-NIBSi) JW-NIBS rabbits showed the same response to epinephrine, norepinephrine, isoproterenol, acetylcholine, atropine and histamine at any age (2, 4, 6, 8 and 12 months). Thus no age-related difference was observed.ii) The blood pressure response in JW-NIBS to epinephrine, norepinephrine, isoproterenol, acetylcholine, atropine and histamine showed no sex-related differences.3. The age and sex differences in blood pressure response to autonomic nerve drugs in NZW-NIBSi) The above-mentioned autonomic nerve drugs induced the same blood pressure responses at any age inNZW-NIBS. Thus no age differences were noted.ii) The blood pressure response to these autonomic nerve drugs inNZW-NIBS also did not differ between males and females.4. Biological metabolism and residues of Rangadoi) There was no significant difference in the rate of excretion or the relative proportions of the metabolites.ii) The concentration of Rangado in blood was 0.01-0.03ppm during first three hours, but declined to below the limit of detection (0.01ppm) at 6 hr.iii) Neither Rangado nor its metabolites were detected from any samples of organs or tissue.iv) Rangado was not detected in the feces or the urine, but, its metabolic products were as follows (% total dose in the urine and feces respectively given in parentheses): 1-(2,4-dichlorophenyl) ethanol glucuronide (75% in the urine only), desmethyl rangado (23, and 4% respectively) and 1-(2,4-dichlorophenyl ) ethanol (0.8, and 0.9% respectively)v) Approximately 95% of total dose was excreted during the first 24hr. and the rest was excreted thoroughly by 72hr.5. Biological reaction to drugs in AE-positive and AE-negative rabbitsi) The respiratory response to atropine and PHMB (Poly[biguanide-1,5-diylhexamethylene hydrochloride]) differed between AE-positive and AE-negative rabbits. However, no significant difference was found in the PHMB-induced respiratory response. The above experiment results indicate that anesthesia by intravenous injection of 1,800 mg/kg of urethane (30% solution) ensures measurement of relatively stable physiological parameters and suggest the absence of age and sex differences in reaction to the drugs in 2- to 12-month-old highly inbreeding rabbits. Therefore, since the presence or absence of AE influences the pharmacological effect depending on drugs used, large variations in reaction may be predicted to occur in rabbits from poorly refined colonies such as JW and NZW, while there is less risk of reaction fluctuations in highly refined colonies such as JW-NIBS and NZW-NIBS. However, when viewed from the AE-positive rate and the phenotype of prealbumin esterase, further refinement is considered necessary for JW-NIBS. Lineal standardization of both AE-positive and AE-negative rabbits and that of other rabbits by homogenization of the prealbumin esterase phenotype would produce more lineally advanced rabbits fit for specific purposes of experiments and contribute to results of higher accuracy.

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    500000021344
  • NII著者ID(NRID)
    • 8000000021369
  • 本文言語コード
    • jpn
  • NDL書誌ID
    • 000000185658
  • データ提供元
    • 機関リポジトリ
    • NDL-OPAC
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