マックス・シュティルナーの近代合理主義批判
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著者
書誌事項
- タイトル
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マックス・シュティルナーの近代合理主義批判
- 著者名
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住吉, 雅美, 1961-
- 著者別名
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スミヨシ, マサミ
- 学位授与大学
-
北海道大学
- 取得学位
-
法学博士
- 学位授与番号
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甲第2954号
- 学位授与年月日
-
1991-06-28
注記・抄録
博士論文
目次
- 目次 (3コマ目)
- はじめに/p1 (6コマ目)
- 第1章 ドイツ的自律の形成過程一一シュティルナー前史一一/p9 (14コマ目)
- 第1節 ヘーゲルの課題一一同一性原理の提起とその意義一一/p9 (14コマ目)
- 第2節 同一性原理の世俗化一一自律から主体性ヘ一一/p14 (19コマ目)
- 第3節 ヘーゲル以降の潮流とその射程/p19 (24コマ目)
- 第1款 同一性原理批判の萌芽①一一カント復権的批判一一/p19 (24コマ目)
- 第2款 同一性原理批判の萌芽②一一ロマン主義的反発一一/p20 (25コマ目)
- 第3款 同一性原理の両義性/p21 (26コマ目)
- 第4款 ヘーゲルの後継者①一一理性主義的後継者一一/p22 (27コマ目)
- 第1項 同一性原理の実践化/p22 (27コマ目)
- [1]B・バウアー/p23 (28コマ目)
- [2]フォイエルバッハ/p23 (28コマ目)
- 第2項 人間中心主義/p24 (29コマ目)
- 第5款 ヘーゲルの後継者②一一反理性主義的後継者・シュティルナー一一/p26 (31コマ目)
- 第2章 シュティルナーにおける自律思想の改革/p34 (39コマ目)
- 第1節 前三月期的自由主義批判/p36 (41コマ目)
- 第1款 「市民的自由」批判/p36 (41コマ目)
- 第2款 近代哲学批判/p39 (44コマ目)
- 第1項 感性の抑圧/p39 (44コマ目)
- 第2項 三位一体批判/p41 (46コマ目)
- 第2節 ドイツ的自律構造の批判/p44 (49コマ目)
- 第1款 自我の二重性/p44 (49コマ目)
- 第1項 ヘーゲルとドイツ的自律/p44 (49コマ目)
- 第2項 フォイエルバッハとドイツ的自律/p46 (51コマ目)
- 第3項 シュティルナーとドイツ的自律、その離反の端緒一一自我の二重性/p47 (52コマ目)
- 第2款 反省的自我/p52 (57コマ目)
- 第1項 ヘーゲルのロマン主義的志向と理性主義的方法一一"無神論者"ヘーゲル像の成立一一/p52 (57コマ目)
- 第2項 ヘーゲルの理性主義的側面の一面的肥大化一一B・バウアー一一/p52 (57コマ目)
- 第3項 シュティルナーとバウアーとの蜜月/p54 (59コマ目)
- 第3節 「移ろいゆく私」一一《他在における自己知》の解体一一/p58 (63コマ目)
- 第1款 近代合理主義的主体性の純粋形態一一B・バウア一一/p58 (63コマ目)
- 第2款 シュティルナーの、バウアーからの離反/p59 (64コマ目)
- 第1項 バウアーとドイツ的自律/p60 (65コマ目)
- 第2項 バウアーと主体性一一人間理性至上主義一一/p61 (66コマ目)
- 第3款 シュティルナーの《他在における自己知》批判/p62 (67コマ目)
- 第1項 バウアー《鏡像としての自我》/p62 (67コマ目)
- 第2項 シュティルナー《前提されぬ自我》/p63 (68コマ目)
- 第4款 過去志向的自我から将来をめざす自我へ/p65 (70コマ目)
- 第4節 Eigner一一所有的個人主義との異同一一/p68 (73コマ目)
- 第1款 接点/p68 (73コマ目)
- 第2款 相違点/p70 (75コマ目)
- 第5節 シュティルナーにおける新しい自律観/p73 (78コマ目)
- 第3章 シュティルナーと「闘争」/p89 (94コマ目)
- 第1節《反近代》の視座としてのEigner/p89 (94コマ目)
- 第1款 ヘーゲル左派と《主一奴》問題/p89 (94コマ目)
- 第1項 1842年/p89 (94コマ目)
- 第2項 思弁哲学の改革一一フォイエルバッハとヘス一一/p91 (96コマ目)
- 第3項《主一奴》の行方一一マルクスとGemeinwesen一一/p97 (102コマ目)
- 第2款 シュティルナーと《主一奴》問題/p104 (109コマ目)
- 第1項 中世回帰/p104 (109コマ目)
- 第2項「言表されない私」/p111 (116コマ目)
- [1]マルクス、エングルスの主体性批判における陥穿/p111 (116コマ目)
- [2]非言語的自我の生成史一一ラカンを参考に一一/p112 (117コマ目)
- [3]原一自我(Ur-Ich)一一「言表されない私」一一/p114 (119コマ目)
- 第3項 思弁の否定一一現実的個体としての唯一者一一/p117 (122コマ目)
- 第2節 唯一者一一創造的主体性の新たな可能性として一一/p125 (130コマ目)
- 第1款 カオスからの反逆/p125 (130コマ目)
- 第2款 唯一者と「闘争」一一形而上学批判と創造的人格一一/p133 (138コマ目)
- 第1項 因果論から解釈ヘ一一ニーチェの先駆一一/p133 (138コマ目)
- 第2項「自己創造的人間」/p135 (140コマ目)
- 第3項「超人」と「唯一者」との相違/p139 (144コマ目)
- 第3節《シュティルナー・ショック》の射程/p142 (147コマ目)
- 第1款『唯一者とその所有』の波紋/p142 (147コマ目)
- 第2款『唯一者』と『ドイツ・イデオロギー』一一争点一一/p147 (152コマ目)
- 第1項 シュティルナー批判の要点/p147 (152コマ目)
- 第2項 シュティルナー批判の問題点/p149 (154コマ目)
- 第3項 マルクス、エングルスにたいするシュティルナーの立場/p152 (157コマ目)
- 第3款 時代的背景/p155 (160コマ目)
- 第4章 唯一者の政治論/p179 (184コマ目)
- 第1節 シュティルナーと市民社会/p179 (184コマ目)
- 第1款 シュティルナーと分業/p179 (184コマ目)
- 第2款 シュティルナーとブルジョア財産権/p184 (189コマ目)
- 第2節 唯一者の「政治的死」/p190 (195コマ目)
- 第3節 唯一者の政治論一一連邦主義一一/p196 (201コマ目)
- おわりに シュティルナーと現代一一リバタリアニズムによせて一一/p208 (213コマ目)